疑似科学の現代における可能性と西洋占星術の持つクリエイティビティの可能性について
自然科学だったものが、疑似科学になったときそれは芸術(文化)に変わります。
正しいと嘗て絶対性を持って信じられてきたものが、人類の進歩によって変化するとき。
それは文化という器に変化して、人々の創造性の器に居場所を変えるのでしょう。
現代において私たちは、常に「正しい」とあることに神経をすり減らしているように感じます。
「正しい情報・正しい考え」と「正しさをジャッジすること」固執しなくてはならないという観念に支配され、決断を強いられます。逆に言えば、その正しさに全信頼を置いてしまった瞬間に思考停止に陥ってしまう危険性に隣合わせであるともいえます。それでも、人は考え続けて判断し続けなくてはなりません。
ここに、「創造性の重要さ」が存在します。人が判断する力を失った時、それは同時に現在や未来に対する創造性を失った状態を指します。
「文化に転進した疑似科学」はこの分野を担う存在になりえると私は感じるのです。
例えば、私が「西洋占星術師」をしていることに関してその造詣が深くない方に「占い」という単語を述べただけで嘲笑されることがあります。
非常にそれは遺憾な事でもありますし、日本の占い文化自体がメインストリームの現代思想においては「当たっている」「当たっていない」≒「正しい」「正しくない」でしか評価軸がないことや、「それのみ」を占術の価値として提案することしかしていない技師達自体の業界ブランディング不足問題そのものでもあると私は認識しています。
確かに、太古の時代では物事の判断は占術的なもので行われていたこともありました。
様々な分野での技術が発展した現代においては「占術のみ」にてものごとを判断するのは確かに原始的過ぎますし、それでは愚かな判断を招きかねません。
しかしながら、それでも占術が太古から現代においてまで無くならないのは何ゆえでしょうか?
それは「心や感情」「未来への展望」「関係性」といった「目視できない人間という構造体を”扱う”知恵」を集積した分野であるからでしょう。
人は必ず未来に不安を感じるように出来ています。未来に対しての不安を「想像」の力を持って解く事を得意としているのが占術なのです。
占術は多くの儀式的な行動とファシリテーター(占術師やシャーマン)の誘導と共に行われます。多くの古来からの宗教は必ずといって良いほど占術を持ちます。仏教の宿曜経、旧約聖書のレビ(司祭者)が行う「ウリム」「トンミム」などの石占術、アラビアの占星術など多くの宗教が占術を禁止しながらもの各々の占術を持つのは、それ自体が人間にとっての重要な効果を持つものであり、政治的な意味で人々にとって大きな影響を与えるものだったからでしょう。
言い換えれば、占術は現代においては「より普遍的な」ものへ変化させることで、「心や感情」といった「目視できない人間という構造体を扱う知恵」を集積した分野にて、人間の不安や感情という見えないものをスムーズに解決する手段として人間文化的な価値を持つ事ができるのではないかと私は考えます。
わたしが冒頭のような方に「西洋占星術を用いてしていること」を説明すると、強く興味を持っていただくことが殆どです。それはどういうことを指し示すのでしょうか?
それは「人生を感情と共に死ぬまで生きつづける必要がある」 という部分に誰しもが引っかかる部分を持っていることなのではないでしょうか。
特に不安と言う感情は生物が生存する上で自己を守るための重要な感情です。
しかしながら、この感情は薬でもあり毒ともなる「やっかいな」相手なのです。
何処からともなく訪れる不安、突如として降りかかる不安など、この扱いに手を焼いた事のない人間のほうが少ないと私は感じます。
その効能を上手く利用すること=不安との上手く付き合う事で自らの持つ力を存分に発揮し易くすること。それは本屋に行けばすぐ感じ取ることができます。現代における多くの自己啓発分野での書籍の多さ。つまりそのニーズと効果がそれを裏付ける事実であることは明瞭です。
そして感情の中での「不安」の解消という分野に関して、占術は古代からの創造性や芸術文化性を帯びて働きかける効果があり、聡明さを兼ね備えたエキスパートたちの存在や研究は社会においての豊かさ提案できる可能性を持ちます。
その上で、私の西洋占星術を用いて行っているアプローチは以下の三点になります。
西洋占星術の技法を用いた対話による
- 本人の性質の俯瞰
- 時間軸の俯瞰
- 関係性の俯瞰
多くのクライアントが対話を通して気づきを得ます。
そして、あらゆる不安に対して、この3つのアプローチは「本人の気づき」によって解消への道を歩み始める増進剤の役割を果たしていきます。
さらに西洋占星術を用いた対話において、占術のもつ「預言」的な要素≒「生まれる言葉」は人々の創造性に働きかけます。眠っていた言語化出来ていない部分を覚ますようなイメージです。
占術師はあらゆる象徴を利用して語りかける「詩人的な対話師」であるのです。
その中での「本人の気づき」はクライアントの心の中に響くものと変化し、あるときは情熱的な、あるときは聡慧的な言葉と共に心の豊かさという「生きるクリエイティビティ」に繋がります。
つまり不安という泥にまみれた原石を洗っていく作業をすることで人生の豊かさを人は得る事ができ、その人しか持つ事のできない「個性」へと変化させることを目的とすること。"俯瞰する対話"は、遠くから見ているようで過去から未来までに広がる深い海に潜り宝石を発見するような行動なのです。
①~③までの俯瞰を様々な技法を用いて、対話の道具として使用できる西洋占星術は道標として、非常に象徴的で創造的かつ構造的に扱えるという強みがあります。わたしの仕事はいかなる場合も、フラットな状態でクライアントの前に佇み、彼らの奥に広がる世界を天体の図と共に「いっしょに眺めること」です。
そしてそのための潜在能力つまり、技術を支えてくれるものは西洋占星術と言う「先人たちの知恵」であり「文化」なのです。
そして私が鍛錬を重ねているこの分野は、同じようにして関わっている紡ぎ続かれる人間の営みである分野、つまり芸術に非常に近しいと私は考えています。
「西洋占星術」は「疑似科学」と言われている分野です。(この文章においての「疑似科学」は「過去に科学的事実として公に認知されていたもの」と私は定義します。)
わたしもそのクチだったのですが、「科学的に」という言葉をつかって、色々なことの「正しさ」に固執したくなってしまうこと。それはナンセンスな使い方をしていることが殆どと言えましょう。
科学的という言葉をあえて、会話上の文脈で科学語として定義づけするならば「再現性があることかどうか」となります。大抵の方はその要素ではなく、
「公の裏付けがあるか=自分が信用しても良いか」
という基準で「科学的か」という言葉を使用します。その意味で「科学語」として物事を「科学的」かという事で話している人に会うことはほとんど一般人には居ないのです。
それは言い換えると、「聖典上で正しいかどうか」という言葉と同義の位置を持ちます。一種の思考停止とも言えましょう。わたしはこれを「科学的な信仰」と読んでいます。
極端に言えば、「科学的か」という人間ほど妄信的な傾向があるという事を指すことも可能なのです。
人は正誤の基準を自分の中だけではなく、社会(外部)の中に形成します。一昔前はその社会は宗教共同体(国家)でありました。それがグローバリズムの中にある「科学」という名前にすり替えられているだけとも考えられます。社会のもつ正誤の基準に、個人の意思決定を全任することほど危険なことが多いという事実は歴史的な惨劇から推測するに明確です。そして、個人の外部における同化度は、使用する言葉から推測できますし、判断素材をパーソナルな中に起因する事を多く持たないということは、自己意思決定においての社会依存度を上げ、特に「現代社会」においてはクリエイティブで柔軟な思考を知らず知らずのうちに失っていることになりかねません。
「正しい、間違った 」という観念に束縛されているということは、現代のうわべの上に立っている自分の表層だけを見て全体性を眺めることが出来ないまま話しているにほかならないのです。
冒頭でお話した占い師自体が「正しい」「正しくない」≒「当たっている」「当たっていない」でしか提案できずにいるという事実は、同様にクリエイティブで柔軟な思考をこの分野自体が失っていることを表しています。
そして、関わる人間の命題として「どんな役に立つクリエイティブさを提案できるか」ということが、課題でもあるということは分野の価値を上げる過程で明瞭なことです。
その上で疑似科学や科学だったものがなぜ文化的な面を持ちクリエイティブな可能性を持っているかを少しだけお話したいと思います。
疑似科学や科学だったものが「科学的な信仰」を失った瞬間、そこに残るのは「人間に親しまれた普遍的な感覚=文化」です。ここにクリエイティブの可能性は生息しています。つまりそこに私はクリエイティブの土壌を感じるのです。
身近な例を挙げて話しましょう。例えばティラノサウルス。恐竜のフォルムの典型のイメージでしょう。
最新の研究のティラノサウルスは毛が生えて鳥のようなフォルムをしていることが判明しました。私たちが子供の頃慣れ親しんだ恐竜的な「T-レックス」のフォルムとは大きくかけ離れていますね。あの恐竜的なフォルムは居場所を失ってしまい、過去の遺物となってしまったかに思えます。
しかしながら、間違いなく「Tレックス」のフォルムは太古のイメージと共に男の子たちに大きな夢を与えたでしょうし、今でも多くのキャラクターデザインにおいて影響を与えています。では、あの生命体の造形とは?となるともはや「Tレックス」の居どころはイメージの源泉という芸術や文化にある場所に移動するのです。
同じようにして、西洋占星術は占星学として「星が人間に与える影響」を研究してきた自然科学だったものです。そしてギリシャ、アラビア、インド、ヨーロッパと多くのユーラシア大陸の文化を融合し思想体系と結びつき「未来への俯瞰」や「関係性の解読」に特化したバイカラーな精神世界の文化でもあります。
そして「西洋占星術」のさらに興味深い部分は、それに加えて「現在も変化し、活用方法が開発され続けている疑似科学」であるということです。
現代においては心理学との結びつきも強くなり「心理占星術」と言う分野や、インターネットテクノロジーの発達と共に誰でも個人チャートを計算でき、アストロカートグラフフィなどの20世紀後半に開発された占星術に親しむことが可能になっています。
この占星術の「古さと新しさ」という相反するようで融合する2点と「現代における精神世界の豊かさに繋がる」ためのミッドポイントを探せないか、そして提案することができないかと私は考えているのです。
5月末から始まる、かねてから温めていた都内で行う西洋占星術のセルフプロファイリングの講座を皮切りにクリエイティビティを提案できたらと思い研究する日々です。芸術や文化の分野は人間社会を豊かにするためにあると私は考えます。
豊かさとは何か
人間とは何か
占星術師や芸術家は考え続ける必要があるのでしょう。
また、考えが深まりましたらこの話の続きを書きますね。
そして近々、西洋占星術セルフプロファイリング講座についても詳細を書ければと思います。
本日はこのあたりで~。
まるもえお誕生日48星座占い 太陽 おひつじ座16〜22°
Happy birthday!
Joyeux Anniversaire!
4/5~4/11生まれのみなさまお誕生日おめでとうございます。
毎週水曜日はまるもえより
お誕生日の方の太陽星座から2017年のプチメッセージをお届けします。
【4/5~4/11生まれの方の2017年メッセージ】
トリックスターのおひつじ座16°~22°
トリックスターのおひつじ座のみなさま。
新学期にお花見にイベントがいっぱいの4月。
なんか春の匂いに巷が浮つく季節。。
この時期のお誕生日って忘れられやすいんですよね、、汗
(まるもえも4月生まれです)
そんな春爛漫な春めくなか生まれた
トリックスターのおひつじ座16°~22°のみなさん。
そんな4/5~4/11生まれの方の2017年は、
自分の殻を打ち破っていく1年。
良いことも、悪いことも、
今もう「要らなくなった」ものは強制的にさようならになります。
過去のものにこだわれば、こだわるほど
星が強く働いて「変わること」を求められます。
そしてこの変化は、一生のうちで一番大きなターニングポイントとなりうる変化です。
そんなときは力を無理矢理入れず
自然の流れに従ってまいりましょう〜
みなさまにとって、ステキな一年になりますように。
まるもえ
本格的なホロスコープ(西洋占星術)はこのほかあわせて10天体を使った、オーダーメイドの占星術となり、少なく見積もっても12星座^10天体で6191764224通り=61億通りから解釈するため、精度が高くなる分、読み手の力量が直にでる占星術です。一般的な12星座占いはこのうち太陽だけを使用した=太陽星座占いで、ざっくり占いなのです。毎週【まるもえのお誕生日48星占い】はこの占いを細分化して48星座占いにしたものです。
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まるもえお誕生日48星座占い 太陽 おひつじ座8〜15°
Happy birthday!
Joyeux Anniversaire!
3/29~4/4生まれのみなさまお誕生日おめでとうございます。
毎週水曜日はまるもえより
お誕生日の方の太陽星座から2017年のプチメッセージをお届けします。
【3/29~4/4生まれの方の2017年メッセージ】
駆け抜けるおひつじ座8°~15°
駆け抜けるおひつじ座のみなさま。
本日はエイプイリルフールですね。
巷では桜も咲き始めて、いよいよ春がやってきていましたね。
ぐいぐい駆けていくスタートダッシュの天才。
駆け抜けるおひつじ座8°~16°のみなさん。
そんな3/29~4/4生まれの方の2017年は、
一段落ついてほっとひといき。
去年あたりは責任のある仕事を任されたりするなど、
良いプレッシャーが多い1年になりやすい年でした。
きっと、持ち前の食いつきの早さで駆け抜けてきたことでしょう☆
そんな大きな変化の山を越えてひといき。
そんな1年になるでしょう。
今年の夏はアクティブになれる星組みを持ちますし、
次のスタートダッシュにむけて準備をしながらしっかり次への鋭気を養いましょうね^^
みなさまにとって、ステキな一年になりますように。
まるもえ
本格的なホロスコープ(西洋占星術)はこのほかあわせて10天体を使った、オーダーメイドの占星術となり、少なく見積もっても12星座^10天体で6191764224通り=61億通りから解釈するため、精度が高くなる分、読み手の力量が直にでる占星術です。一般的な12星座占いはこのうち太陽だけを使用した=太陽星座占いで、ざっくり占いなのです。毎週【まるもえのお誕生日48星占い】はこの占いを細分化して48星座占いにしたものです。
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まるもえお誕生日48星座占い おひつじ座1〜7°
Happy birthday!🌷
Joyeux Anniversaire!🌸
3/22~3/28生まれのみなさまお誕生日おめでとうございます。
毎週水曜日はまるもえより
お誕生日の方の太陽星座から2017年のプチメッセージをお届けします。
【3/22~3/28生まれの方の2017年メッセージ】
またたく眼のおひつじ座1°~7°
またたく眼のおひつじ座のみなさま。
21日は春分の日でしたね。
360度一周の太陽も一番初め、一番若い太陽の象徴のおひつじ座の季節になりました。
四柱推命などでも同様の考え方をいたしますが、この一回りの考え方は、
誕生から生まれ変わりまでの精神性の流れをサイン(場所)ごとに表現します。
いつでも新しいことが大好き。
眼を輝かせているのおひつじ座1°~7°のみなさん。
そんな3/22~3/28生まれの方の2017年は、後半戦のための準備がポイントです。
去年から、持ち前の勢いを生かして進めてきたことがある方は、進めている内容や、取り組んでいることの評価、いままで表面化してなかった課題が明確化していきます。
この課題にいかに向き合っていくか。
ということがカギとなります。
元々スピード勝負が得意なおひつじ座だけに慣れない持久力を求められるかもしれませんが、真摯に向き合うことで未来への大きな栄養となることでしょう。
スピード勝負ができて、なおかつ持久戦もできれば鬼に金棒ですね🌟
みなさまにとって、ステキな一年になりますように。
まるもえ
本格的なホロスコープ(西洋占星術)はこのほかあわせて10天体を使った、オーダーメイドの占星術となり、少なく見積もっても12星座^10天体で6191764224通り=61億通りから解釈するため、精度が高くなる分、読み手の力量が直にでる占星術です。一般的な12星座占いはこのうち太陽だけを使用した=太陽星座占いで、ざっくり占いなのです。毎週【まるもえのお誕生日48星占い】はこの占いを細分化して48星座占いにしたものです。
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まるもえのお誕生日48星座 3/16〜3/21 うお座
Happy birthday!🎀
Joyeux Anniversaire!🌟
3/16〜3/21生まれのみなさまお誕生日おめでとうございます。
毎週水曜日はまるもえより
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【3/15~3/21生まれの方の2017年メッセージ】
【宇宙を泳ぐうお座26°~30°】
宇宙を泳ぐうお座のみなさま。
四柱推命などでも似たような考え方をするのですがこの一回りの考え方は、誕生から生まれ変わりまでの精神性の流れを12種類のサイン(場所)ごとに表現します。
太陽星座は一年で一周。うお座の最後の最後、それは、生まれ変わりの手前。この生まれの方はどこか宇宙を泳いでいるような、マスターヨーダ的性質があります。
そんな3/15~3/21生まれの方の2017年は、テーマが太陽が土星のスクエアの影響下ど真ん中に入るため、「忍耐の年」となります。
土星は「試練や責任」を象徴する星で30年で一周します。この星がハードアスペクトを組むとき、特にスクエアを組む場合は社会的責任が発生したりすることで、本来持っている性質を抑えられたり、発揮できないような忍耐を強いられることが多くなります。
今週のお誕生日のみなさまはそのど真ん中。「抑える」「忍耐する」という感覚を学ぶことが後々の自分の価値につながるヒントになるでしょう。
他の星組みによってその忍耐の大きさや性質は変ってきますが、ここで「何を受け止めていくか」ということが、とても大切なことなのです。この影響は2017年末あたりまで影響します。
そんな時こそ、
ふっと、立ち止まってみて自分のことを見つめなおす。
そんな時間にとっても良い年でもありますね。
みなさまにとって、ステキな一年になりますように。
まるもえ
本格的なホロスコープ(西洋占星術)はこのほかあわせて10天体を使った、オーダーメイドの占星術となり、少なく見積もっても12星座^10天体で6191764224通り=61億通りから解釈するため、精度が高くなる分、読み手の力量が直にでる占星術です。
一般的な12星座占いはこのうち太陽だけを使用した=太陽星座占いで、ざっくり占いなのです。毎週【まるもえのお誕生日48星占い】はこの占いを細分化して48星座占いにしたものです。
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「利益のための4つの行動パターン」 ~あなたはどのリスクを取れますか?その1~
「利益のための4つの行動パターン」
~あなたはどのリスクを取れますか?その1~
【だまされちゃいやすい星回り】
人には、向き不向きがあります。
運が悪かったから○○だった。
それで済まされるものもありますが、大抵のそういったことは自分の能力を無視して「向いていないのに、欲を張るから痛い目にあう」ということが殆どなのです。欲望と向き合うとき人はリスクを考えて、その欲を天秤にかけます。
そんなリスクとの向き合い方が社会生活では大いに重要になるのです。
リスク型思考という言葉があります。
一般にリスクを優先して行動を制限しがちな子どもをリスク型思考と言い、プロフィット(利益)を優先して行動する子どもを希望型思考というそうです。リスク型思考のデメリットは、子どもの成長過程では、その節は否めませんが、成人したのちと考えると、社会生活においてリスクとの向き合い方は非常に重要な要素に変ります。
実は、リスク型、希望型思考は4つのパターンに分けることが出来ます。
【利益のための4つの行動パターン】
- リスク優位こつこつ型
- リスク優位あきらめ型
- 希望優位うけおい型
- 希望優位ほったらかし型
これはリスクについての4思考パターンを表した図です。
①と③は行動としてポジティブに、
②と④はネガティブに出やすい思考と言えます。
言い換えると、
①③の思考性はリスク優位、希望優位と状況は変りますが、最終的に「自身の利益に向かって行動する思考性」。
②④の思考性は同様に優位の状況は変りますが、最終的に「利益に向かって行動できない思考性」。
この行動パターンは斜めに対面する方向に向かって行動するようにすると改善すると考えることができ、私はホロスコープを読むことによって、どの方向性に力を持っていくかのバランスを読み解きます。ホロスコープではその傾向を読むことも可能なのです。(ほぼ誰も日本ではやってませんけどね。)
この4つの思考性について数回に渡って、ホロスコープ関連の記事を書こうと思います。
最初の1回目は④希望型ほったらか思考≒だまされやすい星周りについてです。
実はデータを収集していて、特に実害を起しやすいのが④希望型ほったらか思考の思考性で、
これは実は、「楽しようとして行動しない」という考え方。
「投資で失敗した」とか「情報商材に多くの資金を使ってしまった」etc..
つまり、明らかに致命的なリスクになる部分を「防火線なし」か「施策なし」で、無視してとってしまう思考性としてよく現れてしまうのです。
なんで、一番最初に書いたかって言いますとね、つまりね「人に騙されやすい」んですよ。こういう方。そう言ったものに手を出してはいけませんのよ。
遊び程度ならいいんですけど、それで終わらないことが多いんですよね、、この性質の方、、。
(ちなみに、この星回りが来たときも要注意なんですね。どうしてもツメが甘くなってしまって痛い思いをするのです。)
本日はそんな要注意な星周りトップ3
ご自身の生まれて持った星。ネイタルチャートにおいてご紹介したいと思います。
第3位 海王星×火星のスクエア
これお持ちの方は感情がものすごく激しく揺れやすい方。「興奮しやすい」のですね。特に若いときは感情面の不安定さ由来の問題に結構出くわしやすい。そこで忍耐することや自制することを覚えないと、、、って感じです。
同じような性質で水星火星のスクエアというのもあるのですが、これは、単純にせっかちなだけです。
潜在意識の金星である海王星は自覚してコントロールしにくい性質でもあります。但し、ほかの星の組み方でこの性質は副次的に働いていい方向にでる場合ももちろんあります。
第2位 土星×木星のハードアスペクト
お財布のヒモゆるい星です。自制が利きにくいとも読む星。プラスに働けば「とても気前がよい人」として思われる方ですね。結構、稼ぎの良い方でも多くお見受けする星でもあります。出した分入ってくるんでしょうね。
但し他のバランス次第では投資などには向きません。このタイプの方かなり色々な面でルーズな部分をもつので、、。
ちゃんと考えるべきところはルーズになっちゃいけませんよ。もしくは、考えなくても良いようにうまく工夫して自分の性質を活かす必要があるでしょうね。
第1位 海王星×木星のハードアスペクト
これはね、もし、現在の職業がその手のものが専業ではなかったとしたら、本当に投資とか不労所得などは基本ね、「絶対」考えちゃいけないアスペクトです。努力や勉強なしに稼げるといった幻想を抱きやすいのです。それなりのお時間を生きてらっしゃる方でしたら、もう既に1回はその手のことで痛い思いしているのではないでしょうか?とくに他人からのススメなどで手を出そうと思ったら要注意。欲を物質に変える方向へ向かったとき「現実性のない所に過度に期待しやすい」のがこの星の方の特徴なんです。この方は本当に「お人よし」。また、この星組みは物質世界でない職業の方も多いんですね。見えない世界や感覚を糧に変えて生きることができる才能のある方ともいえるのでしょう。例えば、江原啓之さんとかね。あと、仲人になるのがとても得意って方もおりましたね。縁結び屋さんってやつでしょうかね。なかなかコントロールの難しい星組みなのですね。
これらの星組みをもっていても、その性質の働かせ方を変えて上手く生かせばそれが仇になることは少なくなります。
むしろ痛い思いをするのは、その性質が本来ある活かし方に向かって強烈な力を働かせているときに現れることが多いのです。もちろんその性質はチャームポイントや特技として働く可能性も大いにありますね。
わたしは、そうやって克服された状態を「鍛えられた星」と呼んでいます。
また、現行の星回りでこのような星組みを作っているときも注意が必要です。
どうしても、そういう思考性になりやすい状態になっていますし、特に星が鍛えられていないときはものすごい手痛いダメージを受けやすい状態でもあるのです。
どんなに正しい方向がそちらだと分かっていてもダメな方向に向きやすいってことはあります。
私はホロスコープのセッションにおいて、そのような性質に対して俯瞰的にご一緒に見つめ直す事によって生きるお手伝いをできればと考えております。人それぞれの幸せのあり方を共に考えること。
自然の流れにそった生き方を共に考えること、それが占星術師のお仕事でもありますね。
西洋占星術はこのほか合わせて10個の天体の組み合わせによって総合的に判断するオーダーメイドの占星術です。ひとつの星並びを持っていたからといってこれが全てではないのです。
ぜひご興味のある方はセッションを受けてみてくださいね☘️
次回は「利益のための4つの行動パターン」の第二回「リスク優位こつこつ」型のホロスコープについての書きます。
本日はこのあたりで~
【恋は不平等条約、愛は友好条約】ホロスコープの結婚・恋愛相性のおはなし
【恋は不平等条約、愛は友好条約】
やっぱり、恋は不平等条約だからこその楽しみと、その性質の良し悪しなのかなぁとセッションを通して感じることが多いです。
そしてその性質をいかに友好条約に変えるかが夫婦のミソなのかもしれない。
そもそも、恋愛において最初から平等になることというのは殆どないのです。
条約は鎖でもあって、絆でもある。
相性を鑑定しているとその条約の主従関係というモノが、がっつりチャートに出てくるので、ご夫婦については友好条約関係をそこはかとなーくお聞きしたりします。
話を聞いていると、もう他人のわたしから見ると、不平等を突きつけられている方は理不尽でしょうし不憫でしょうがない二人ってのもいるのです。でも幸せそうだったり。
その主従関係が「心地よいかどうか」それが結果的に二人の相性となるのでしょう。
ちょうど、先日訪問でセッションしたご夫婦のホロスコープです。
(まるもえが仲良くさせていただいているご家族でセッション相手は奥様でした。)
外側がだんな様になるのですが、もうね私、笑いましたよ。
「旦那さま、、この星の組み合わせ不憫すぎ…笑」
まずね、あらかじめお話しますけど、お二人はなんだかんだでとっても仲良し夫婦です。どういうことかといいますと、この二人。
言語のコミュニケーションが尋常じゃないくらい取りにくい相性
なんですよ。話さないというよりも、「話せば話すほど混乱を招く相性」笑
木星水星オポジションは「話しすぎて墓穴を掘る」、水星金星も同様。
さらに奥様の土星海王星は旦那様の水星(コミュニケーション)方向に倫理をブチ破りながら、情報過多で混乱を与えます。
このご夫婦ね、奥様がポリアモリーという新しい思想を実行されている方なのです。
ポリアモリー:「ポリアモリー(polyamory)」とは、ギリシア語の「複数」(poly)とラテン語の「愛」(amor)に由来する、アメリカで造られた造語。つきあう相手、親密な関係を同時期に、一人だけに限定せず、全ての関係者が全ての状況を知る選択が可能であり、全員がすべての関係に合意している、という考え方に基づく行為、ライフスタイル、または恋愛関係のことを指すそうです。
奥様にはすてきな彼女さんがいらっしゃいます。ポリアモリー自体が新しい恋愛の形として日本でも認知されはじめていますが、まだまだ日本の倫理観からすると異端な考え方であるのも事実ですね。
ここのご夫婦におかれましては、旦那さんの合意のもとポリアモリーの関係が成立しています。まさに「倫理がブチ破られた」状態です。
土星水星のオポジションは浮気されやすいと取られますし、わたしもお師匠さんにそう習いましたけど時代が変っていけば捉え方もかわっていくようですね。
普通の夫婦でしたら、もうここである意味ゲームセットな気もするのですが、この夫婦のバランス感覚は他の星で人知を超えたレベルで保たれているようなのです。
奥様も相当なレベルでテンションをかけているのですが、旦那様の持っている土星冥王星(我慢強さ、この方MC(社会の顔)にかかっているので相当まじめさん)が奥様の火星にスクエアしてテンションをかけます。この場合、火星土星は我慢、冥王星は戦士のアスペクトといってこのアスペクトが二者で組まれた場合はプロレスタッグみたいな関係になります。社会性においての責任と戦い(子育てや仕事)という強烈なテンションがかかります。奥様は結婚後から自身でサロンを経営されてる仕事人です。
旦那さんも奥さまも受け入れたのですね。お互いの条理という名の不条理を。
だけどね、どちらかと言うと、ただでさえソフトアスペクト系の生真面目な旦那様の性質にここまでテンションかけてくる女性もいないでしょうし、実は完全に旦那さまが不憫くんって感じですね。もう旦那さんこれだと逃げれないだろうし。笑
あれあれあれあれ。もう、この二人ストレスやばいんじゃないのって思うんですけどね。よくよく話を聞いてみたら、このテンションが二人の仲には大切みたいなんです。
ここからウフフな話ですよ。
最高なんですよ。
二人のカラダの相性が。
金星と火星が完全なコンジャクション。かかりまくるテンションを「ココ」が完全に昇華しちゃうんです。
人間って特に男性はストレスが溜まれば溜まるほど、したくなるらしいんですね。生存本能と種の保存欲求ってやつで。うふふ。
実際、上記の内容を聞いてみたら、
「旦那と(単身赴任先で)会う前にLINEでものすごい喧嘩をしていて、「もう向こうで全ての話しつけよう」って緊迫した状態になったんだけど、結局あったらずっとホテル直行してそのまんま。笑。いつもそうなんだけど、全部なかったことになるのよ。」
「夫以外の人としたいって全く思わないよね。」
「うん。カラダの相性は最高なんだよね。もともと夫と出会ったときは、まったく言ってることが理解できなくて、彼の絵を見たときに「この人のこともっとしりたい」って思ったの」
(実は、お二人は芸大油画出身で、奥さまはまるもえと同期なのです。)
絵っ、実は言語外言語なのですよね。わたしと奥さまと話していて「絵も肉体言語」なんじゃないかってこの後話しておりました。
ふたりは言語だとうまくコミュニケーションできないように思えるけど、肉体言語を使ったコミュニケーションは最高だから、話し合いは、お互いを大切に想う気持ちをカラダで補い合いながらすればいいってなっていく。
わたしも前のフィアンセが作曲家だったのですが、彼の作品の美術演出をやっていて制作してたときは全く恋心などなかったのにもかかわらず、本番の演奏で関わったあと急に恋に落ちちゃったとか経験があります(元フィアンセとは金星火星トライン)。音楽も肉体言語なんでしょうね。
ちなみにこの夫婦ね、旦那様の月(感情、内面)のうしろには、奥様の太陽(本質)と木星(発展)がコンジャクションしているのね。これは夫婦の相性だとかなりの吉相です。気持ちがふくらむって考えられる。安心する相手ってことなんですよね。
お二人とも子育ても仕事もものすごいがんばっていてご活躍されている二人で、コミュニケーションの取り方はいびつですけどステキな二人。
恋の関係だったら不平等条約ですけど、
愛の関係に変わるとそれは、助け合うための友好条約に変っていく。
それが相性を見定める上で大切なことなのだなあと、二人を見ていて感じました。
恋愛・結婚関係を考えるときには
を見て判断していきます。
ちなみにね、セックスレスになるけど仲良し夫婦もいるし、この二人みたいにカラダで解決できる夫婦もいます。
どんな幸せの友好条約を結んでいくか。
それが大切なことなのでしょうね。
本日はこのあたりで~
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