ホロスコープと人〜ビジネスマン編:船橋力氏〜

 

起業家の方ってやっぱり特殊なホロスコープの方が多いのです。

 

活躍されてる方はみなさん

それぞれの持ち味を活かして活躍されています。

 

本日は元ウィルシード社長、現官民共同プロジェクト「トビタテ留学JAPAN」プロジェクトリーダーの船橋力さんのホロスコープから読むリーダーの星回りについてお話したいなと思います。

 

船橋さんは幼少期のブラジル生活を経て商社マンから独立し株式会社ウィルシードを設立。

会社をイグジット(売却)後は、国家プロジェクトトビタテ留学JAPANのプロジェクトリーダーとしてご活躍されています。

船橋さんはダボス会議に参加するヤンググローバルリーダーでもあります。

 

 

トビタテ!留学JAPAN-その経験が、未来の自信。

 

経営請負人の時代~船橋力氏インタビュー~

 

実はわたしは船橋さんがPDを勤めるトビタテ留学JAPANの1期生として奨学金をいただいてフランスまで美術留学をさせていただきました。国際的な各分野の若手人材を育てるためのプログラムで、返済不要の留学奨学金です。

本当にありがたい限りでした。

 

 

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さてさて見てまいりましょう。

 

まず彼のホロスコープの特徴的な部分は4つのトライン(△ピンクの線)です。

 

一つ目は、

ふたご座水星×てんびん座天王星

 

これは、社交的な情報通アイディアマンのトラインです。しかもふたご座の真打の水星。人と触れ合う中で沢山のアイディアを生み出して変化していく。まさにビジネスマンとしてはのどから手が出るほど欲しいアスペクトですね。

 

二つ目は

かに座火星×さそり座月

 

ハートに熱くて、勇気がある人のトラインです。仲間は本気で守る。One for All,All for Oneの精神の持ち主。

しかもこういう方は、一回仲間になった人は絶対放しません。囲い込んで離さない。さそりのしっぽ。

 

三つ目は

さそり座海王星×かに座金星

 

この星たちは終わりのほうのサインなので、次のサインの性質を持ち合わせたトラインとなります。

夢見る喜びの星。正直この方乙女チックさんです。なんか明るくてチャーミングな雰囲気を持ち合わせてしまう方。

 

四つ目は

ふたご座太陽とてんびん座木星

 

まさに明るい人気者。みんなの中心にいちゃうタイプ。気さくなコミュニケーションができて誰とでも仲良くなれる人です。

さっきは書きませんでしたが実はさそり座の月は本心を見せない心です。彼の熱情は奥様しか知らないかも。うふふ。

太陽のふたご座は冥王星とスクエアを組んでますので、相当な野心家さんの星をお持ちでもあります。

これがセキスタイルだったら企業人としてそのまま出世されていたのでしょうけど、スクエアという少し強く出すぎるアスペクト持ちなので「独立」ということに進まれたのでしょう。

 

さらに他の3つのトラインのポテンシャルが加わります、しかもトライン同士がある程度のキョリを持ったトラインなので、

様々な方の星とグランドトライン(ラッキーの大三角形)をつくりやすくなっているのです。

様々な方とチームを組んで大海原へ、海賊王めざそうぜ!と進めてしまう。

もしくはRPGゲームの勇者さまのような

 

「俺について来い!あわせ技一本のリーダー!!」さんタイプになります。

 

仕事運を考えるとき一人の力で出来る職種と、チームプレーで戦う職種で考え方は変わってきます。

 

殆どの職種はチームプレーで戦いますから、特にパートナーを考えるときに化学反応でおこること、つまり個人の運気というよりも、チームでのアスペクトの組み方が重要となってきます。

 

船橋さんは現行の星たちともグランドトラインを作りやすくなっています。とくに運行の遅い天体が入るとトラインの影響は大きくなります。現在、現行の海王星と月、火星がグランドトラインをつくっています。(2015年ごろから)

辛いことがあっても、どこまでも心に希望と勇気が湧きつづける組み方です。さらに現行冥王星土星もトラインを作っているのでとっても忙しく動く時期でもあります。(2020年くらいまでトビタテプロジェクトも2020年までだそうです)

来年あたりは木星も月や海王星を通過しますし、うれしいお知らせや、また評価が上がる時期となります。

 

実は2000年7月のウィルシードを起業された時は水星天王星海王星でグランドトラインを作りつつ、冥王星と現行土星がトラインをつくっておりました。アイディアと変化、コミュニケーションの星にアグレッシブにバリバリ動く時期と重なっていたようですね。

1998年は木星海王星金星もグランドトラインで、グランドセキスタイルをつくっていらっしゃったのでこのあたりに独立の流れが出始めたのではないかと予想しています。(この記事たぶんお読みなので聞いてみますね。笑→当たってるとのことでした。)

 

2021年はハードに動き回った疲れが相当出やすい時なのでムリはしないほうが良いかと思います。

次の海王星のグランドトラインの時期は2023年ごろから。これはかなり愉しい感じ(人生のバカンス?)になっていきそうな雰囲気があります。さらにこの後もっとも動きの遅い冥王星のグランドトラインも形成されますので、これは今までで最大級と言いましょうか。相当大きな動きになっていく予感がしますね。いずれにせよ船橋さんの人生は囲まれている世界とダイナミックに関わっていくことになるでしょう。

 

起業家タイプは、

彼のようなソフトアスペクト詰め合わせタイプがゆえのダイナミックアタック系と、

ど根性乗り越えろ!強いハードアスペクト持ちのダイナミックタイプに分かれます。

そして、現行の惑星だけでなく一緒にチームを組む方との関係性もコアに影響が出易くなります。

 

ホロスコープは出生地、時間までわかればほぼ確実にオーダメイドのチャートになる占星術です。

星の性質をしっているだけで伸ばすべき長所や克服すべき短所も見えてきます。

そして起業すると良い国まで分かったりします。笑

 

 

ご興味のある方はぜひぜひホロスコープを一度読んでみるのも手ですよ。

個人鑑定についてはこちらから☘️

 

船橋さん、ステキな留学プロジェクトをつくってくださってありがとうございました。

本日はこのあたりで٩( ᐛ )و

ゆとり世代(ミレニアル世代)という冥王星さそり座世代

 
 
 
 
冥王星さそり座世代は世間では「ゆとり」とか言われていて、謎が多い生物らしい。
海外ではミレニアル世代とか言われている。
 
日本では、不況の中をバブル親の中で育っている世代なので、独特のノンビリさといいますか社会の中での夢の見る場所がちょっと前の世代は違う感じの子が増え始めているのかなぁと思いますね。
 
私も冥王星さそり座世代なのですが、結構面白い若者が多いのですよ。
私の住んでいるシェアハウスにはよくその世代の客人が来るのですが、彼らの中には、冥王星の真打さそり座の「破壊と再生」を実現しちゃう可能性が高いひとが来ちゃったりします。今日はそんなお話です。
 
ゆとり世代、海外ではミレニアル世代といわれる、さそり座冥王星世代(1983〜1994年くらいまで)。
 
 
昨晩はシェアリングエコノミーを進めている同世代のS君という男の子と出会いました。ネイテイィブアメリカンの戦士みたいな美しい青年。
 
シェアリングエコノミーというのは、車や部屋など、エネルギーや資源ををシェアする経済活動のシステム。インターネットを介したサービスが殆どですね。
AirbnbLyftUberなどのサービスがあたります。
 
 
彼はこんなことを言ってました。
 
「シェアリングエコノミーが進んでいったら間違いなくGDP下がると思んです。でも幸せ度は上がると思いますね。」
 
「雇用増やして地方創生とかいってるけど人口減少率が激しい地域に住んでて、そんなことよりも人はどんどん減っていってるんだから、発展ではなくムダを減らして「穏やかに滅ぶ」方法考えた方が良いと思うようになりました」
 
「僕はそのためにインターネットを通した「ビジネス」っていう共通言語をつかいますけども、シェアするってことは資本主義で断ち切られた根源的な「モノを使うこと」への「向こうの人間の存在」とか「お互いへの思いやり」を復活させることになると思います」
 
「それは、少ないモノの中でもみんなが満足して、お互いを思いやりながら大切にモノを使って穏やかに暮らすことなんです」
 
小さな日本という島国において、もうこれからは経済発展だとか、脅迫観念みたいな大量消費だとか「多さ」で勝負すること。そこには「奪いあうことの言語感」が聞こえてきます。
 
そこはテクノロジーの力でぶっ壊して、どれだけお互いに分け合うことで島の中の人たちの幸せ度が高くなるかという部分にフォーカスした、ムラ社会的な精神性を発明すること。それを国の強みにしていく必要があります。そしてそれが日本の魅力になる気もするのです。
 
なぜなら島国という精神的な気質をもっている。
地の利があるがゆえ。
 
わたしは最近そういう同世代たちに会って彼らが実現していくであろう「調和のある破壊と再生」が進んでいくことが、本当にたのしみだったりしてます。
 
すごく素敵な国になっていく気がするのです。
 
そして、「人との繋がり」「絆」っていうのは冥王星さそり座世代の好きなワードでもあります。
 
世界は今、ドメスティックな方向に進んでますが、そのドメスティックさはポジティブな意味に向かいたいものですね。
 
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そんなS君は西洋占星術的に話すと、
 
MC(社会の顔)のど真ん中蠍座冥王星(破壊と再生)とがあって、土星木星火星のグランドトラインをもっています。
しかも土星(節制、倹約)は精神性の世界のうお座だったり。
 
土星木星のソフトアスペクトは資産運用とかケチとかって言われているけれども、
S君の場合は社会の中のムダをつくりたくないって考え方に結びついているみたいですね。
それはパッと見、夢見る夢子の海王星が、ハート月子と楽しみの金星姫さまといっしょに、夢をみすぎているよう見える。
S君の夢は現実感がないように見えるけど、乗り切れるように粘り強く戦える布陣をもってるから、彼は夢は実現してしまうだろうなと思ってしまうのです。
 
ちなみに彼の場合は1989年生まれの乙女座かおうし座あたりの方と組むといいかもですね。ちなみにピンポイントだと1989年8月20〜21日生まれだと、グランドセキスタイルを組むことになります。(ココイチの社長夫婦など)
 
西洋占星術には、他にもお金に困らない星ならびはたくさんあります。
それを習う時は「金がたくさんある」とかいうことに捉えるように言われます。
 
その星ならびをもっていて、「お金に困ったこと無いでしょ?って言われていて」首を傾げてる女性を見たことが多々あります。
 
おそらくバブルちょいあとの世代でしょうから、お金に困らない≒お金もち≒ビンボーじゃない、という価値観だったんでしょうね。
 
財運が良いってお金がいっぱいあるってことじゃなくて、お金でお腹いっぱいになるまでの量が少なかったりする。っていうことかもしれない。と感じるようになりました。
 
お金は信用取引の一種。お金ではない信用取引もあります。
財運が良いって、生きていく中で知らず識らずのうちによく助けられてたり、お金が少なくてもなんとかなっちゃってる。他の信用取引ができるがゆえ。
 
ってことかなってね。
価値観は時代ごとにかわっていきます。
 
特にバブル世代くらいまでの方に強い、そんな「お金がいっぱいなきゃ」というような脅迫観念はぶっ壊れて良いと思います。
 
その、必要な量って本当に必要な量?
 
って。
 
そのためには、ひとりひとりの素敵な原体験みたいなのが増えることなのかもしれないですね。豊かさの価値観とは?
 
なんか安心感みたいなものがあればね、脅迫観念は壊せる気がするのです。
S君が夢みている世界はそんな安心感のひとつを社会に具現化することなのかもしれません。
 
とってもこれからが楽しみです。
 
 
 
 

11万人の倒産社長データからみる「星座分析」調査

太陽についての解説記事を書いていた際にこんな面白い調査記事を見つけました。
東京商工リサーチが調査した、
 
 
倒産した11万6,505件のうち、社長の星座で最も多かったのは「みずがめ座」で1万1,220人(構成比9.6%)だった。次いで、「うお座」が1万1,039人(同9.4%)、「やぎ座」が1万868人(同9.3%)の順。「みずがめ座」、「うお座」、「やぎ座」の3星座はそれぞれ1万人を超え、12星座の約3割(同28.4%)を占めた。
一方、最少は「ふたご座」で8,576人(同7.3%)だった。次いで、「おうし座」が8,900人(同7.6%)で、この2星座は8,000人台にとどまった。
厚生労働省がまとめた「出生に関する統計」の月別統計によると、出生率の動向は戦後から1964年までは戦前と同様に1~3月が高く、6月が低かった。だが、1970年以降は「出生月による出生率の差はほとんどない状態」という。
 
設立から倒産までの期間(以下、倒産期間)を倒産社長の星座別で分析した。倒産期間が最長なのは、「やぎ座」で26.9年だった。次いで、「いて座」の26.8年、「みずがめ座」の26.7年の順。
一方、倒産期間が最短は、「ふたご座」と「かに座」がともに25.8年だった。最長の「やぎ座」と比べると1.1年の差が出た。
(記事から引用)
 
 西洋占星術師のわたしが言うのは非常にあれなのですが、、、汗
単純に倒産社長さんの太陽星座は生まれ日なので出生の分布による差な気もします。
 西洋占星術師としては
 
 
西洋占星術は10個の天体を使用したかなり複雑な占術です。それが故に特殊な性質を表すアスペクト(相)というものが多く存在しており、このなかで倒産社長さんになりやすい要因を統計とったほうが興味深いのかなと。実は太陽星座だけだと情報量としては全体の5%も読み込めませんので、、
なので太陽星座に加えて、上記あたりの有無をデータ収集してみたいところですね。。
 
ちなみにリーマンショックの大ダメージが波及してきた2009年9月ごろは現行(T)の、土星(社会、試練)が天王星(変化)が180度のHA(オポジション)を形成しておりました。これは過去からのお話ですが、じゃあ未来にも倒産というのは無くならないわけで、大きなインパクトがまた起きればダメージを受ける人も少なくはないのです。備えあれば憂いなし。
 
次の土星天王星のHA(90度スクエア)は2021年1~2月ごろ。木星の影響が何に対してのストッパーになるかは分かりませんけれども、2009年までとは行きませんが、何かしらの経済や世界情勢の変化が予想されます。
日本の元号2019年元旦より変わると言う話も出ています。2019年元旦にまた日本が生まれなおすと考えても良いでしょう。
シングルチャートで見る限り、また地道にコツコツ積み上げていくような性質と夢見る国(希望的観測)になりそうです。あと信心深い国になりそうな予感もしますね。
 
 
2017年1月の現行天体と日本とのダブルチャートを見ている限りですと極端に困難の角度を組んではいないのですが、日本にとってはなにかこのインパクトが、国が変わっていく始まりになるような、そんな時期になりそうですね。
 
あと4年後、、
東京五輪が終わって
日本はどう変わっていくか。
 
占星術師としても非常に興味深いですね。
 
 
 
 

土星先生は何を教えてくれる?

 
 

土星は何を教えてくれる?

今日は土星の性質をお話したいと思います。

占星術関係の記事を読んでいると、土星が~~だから、、とネガティブな記事を読むことが多いのです。
土星は試練の星とも言われています。
それで、どうしてもその試練にクヨクヨしてしまうんでしょうけど、ね、、。
つまりそんな皆さんは鬼教師の愛のムチに泣いているって感じでしょうか。


マレフィック天体の代表格でもありますね。
マレフィックとは直訳では有害となりますが、意訳的に捉えると「影響を及ぼす」というように解釈できます。
土星の影響力はダブルチャートとシングルチャートで土星もっている顔は変わってきますが、
一貫して言えるのは、土星は「指導役的な性質」をもっている星。
いわば「先生の星」なのです。

小学生のころ、先生に沢山宿題を出されたり、怒られたり、時には振ってきた不条理を考えされされたりする経験はありませんでしたか?
でも、大人になっちゃえば、あれはそういう事だったのかなとか、いい思い出になっていたり。
親や先生や周りの大人に「しつけ」をされて、「外行き」を覚えることになります。
人は一人ぼっちじゃ生きていけませんね。そんな他者との係わり合い方はお互いが気持ちよく生きていけるようになる知恵です。

土星は厳しくも、優しくもそんな要素を与えてくれる土星先生」なのです。



土星 Saturn】

公転周期:約30年
マレフィック天体
年齢:55~70歳

品位
居所:やぎ座、みずがめ座
イグザルテーション:てんびん座
デトリメント:かに座、しし座
フォール:おひつじ座


象徴:試練、忍耐、自制心、責任、倹約、社会性、ブレーキ



1:【シングルチャートにおける土星の性質】

・ソフトアスペクトの場合

土星がソフトアスペクトをとる場合下記のような性質を与えます。
①に対しては形容詞的な性質、②に対してはから来る土星的なポテンシャルとなります。

①太陽~木星までの天体に対して形容詞的な役割
真面目な、責任感のある、自制心のある、
落ち着きのある、倹約的な、忍耐力のある、地道な
、など

天王星海王星冥王星の天体の性質を帯びた
真面目さ、忍耐力、自制心、意思力(社会性を伴った)、計画性、責任など


・ハードアスペクトの場合

土星がハードアスペクトをとる場合、ソフトアスペクトのように本来のポテンシャルとしてすんなり得れるものではなく、
強すぎる状態で影響するため、本人にとって「課題」や「試練」となってその性質を得ることが課されます。
厳しい先生としての土星先生の顔が現れます。

①は環境的要因、②、③は本人の性質的な要因となりますので、それがゆえに鍛錬が必要となります。
①②③も上手く克服することで本人の強みとなって現れます。

①太陽 月 水星に対してのに対して形容詞的な役割(外的要因)
重圧、ままならない、外からのりこえるべき課題、ブレーキ
厳しい環境など本人を鍛えてくれる状況を与えます。

②-1 金星、木星に対してのに対して形容詞的な役割(内的要因)
自制心の利かない、際限の無い(ブレーキの利かない)
楽観的、どこまでもどん欲な

②-2 天王星海王星、水星に対してのに対して形容詞的な役割(内的要因)

頑固な、意固地な、偏屈な
こだわりを持った、自分の世界を確立している、凝り性

冥王星の影響を受けた性質
利己的な、孤独に鼓舞奮闘する、オーバーワークするなど




2:【ダブルチャートにおける土星の性質】

トランジットやプログレスにてダブルチャートで見る場合、土星の公転周期は30年ですから、
オーブ5度として約0.8~1年にわたってアスペクトは影響すると計算できます。
土星先生の指導が入る」ということですね。


SAの場合はシングルチャートに同様の土星の性質が補助的に現れます。
HAと同じ事象が起きても前向きに捉えやすい状態で起こります。
HAの場合、天体の組み合わせによって外的事象、内的事象が変化します。

1: 太陽 月
HA→外的要因による、重圧(プレッシャー)を与えられる、ブレーキとなって形容詞的に表れる。
SA→外的要因による、
責任感を持つようになる、自制心を持つ

2: 木星、金星、火星
HA→自制心の利かない、底抜けの、ブレーキきかない状態などとして形容詞的に現れる。
SA→自制心を持つようになる、欲が少なくなるなど、
ブレーキが良くきく状態として形容詞的に現れる。

3: 海王星、水星
HA→偏屈な、頑固な、ままならない、偏りとして形容詞的に現れる。(精神的困難など)
SA→忍耐力をもつ、自制心、コツコツやるなど形容詞的に現れる。


4: 天王星、火星
HA→突発的な外的アクシデントとなって現れる(ケガ、事故、事件など)
SA→強い意思を持つ、忍耐力を持つなど形容詞的に現れる


5: 冥王星
HA.SA→強制的な忍耐力を求められる。オーバーワークハードワーク
(SAがポジティブ、能動的なのに対して、HAわりとネガティブ、受動的)

土星同士のアスペクト

土星同士でアスペクトをとる場合、その影響はSA、HA関係なくほぼ同様の意味で現れます。
7~8歳、16歳、23歳、30歳、37歳、42歳、、、60歳
ほぼ厄年に対応しています。人生であったり、身体であったりの節目、まとめですね。


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10天体の影響力関係

【10天体の影響力関係】
 
10個の天体はホロスコープの上で様々な関係性を演じます。
いわばホロスコープという舞台の上で踊る役者さんたちです。
 
役者にはキャラクターがあり、そこには影響関係があります。
この項ではその影響関係の基本的な理論を説明します。
影響関係につきましては以下の要素が「強さ」となって表面化します。
 
アスペクトのタイトさ
 
②天体の関与数
 
③天体の優劣関係
3-1 ベネフィックとマレフック天体
3-2 天体の位置と優劣
 
【1】アスペクトのタイトさ
天体の作り出す角度(アスペクト)がタイトであれば、タイトであるほどその影響は表面化しやすくなります。役同士の人間関係の分かりやすさというところでしょうかね。ノーアスペクトの場合は干渉を受けないかわりに、表面化もしにくくなります。
 
【2】天体の関与数
天体が多く関与すればするほど、その天体同士の影響力は強くなります。役者がいっぱい関われば関わるほど華やかになるという感じです。
例えば、シングルチャートにて起きたグランドラインという特殊アスペクトでは天体が最低4つ関わることになります。
10個中4つですから、相当な割合ですよね。本人に大きな影響を与えていることは明白です。
 
【3】天体の優劣関係
 
役ごとの力関係と捉えてください。各々のキャラクターごとにお話しに関わり方が変わります。
 
 
【3-1】 ベネフィック(benefic)とマレフィック(malefic)天体
10天体は大きく分けて二つの天体に分けることが出来ます。
 
ベネフィック天体(有益な:benefic)
太陽、月、水星、金星、木星
直訳では有益なという意味になりますが、意訳的に考えると「穏やかな」「優しい」といったニュアンスになります。
本人の性質などに見える部分影響する天体が多いのが特徴です。シングルチャートにてベネフィック天体同士がソフトアスペクトを組む場合、その人のチャームポイントとなる場合が多く見られます。
 
マレフィック天体(有害な:malefic)
直訳では有害なという意味になりますが、意訳的に捉えると「激しい」「厳しい」といったニュアンスになります。
本人の外側に属する環境などに影響する天体が多いのが特徴です。シングルチャートにてマレフィック天体が太陽などのベネフィック天体にアスペクトを組む場合、ハードの場合はその人のウィークポイントになって強く影響が出ることが多いです。
(逆に言えば克服したとき、その人の強みにもなります)
 
 
【3-2】天体の位置と優劣
 
太陽系内側天体<外側天体となります。
考え方としては太陽(本人)をのぞく天体が地球から見て遠ければ遠いほど強く影響を与える天体となります。
優劣の基本は以下の通りとなります。
 
太陽≦月<水星=金星≦火星
 
ダブルチャートの分析においても外側天体の影響を重点的に解釈していきます。
外側の天体の方が公転周期が長いため、長期間にわたって影響を与えると解釈するためです。
シングルチャート、ダブルチャート双方においてアスペクト解釈する時、影響力の強い天体が形容詞的な役割を果たすと捉えます。
(ex.土星と太陽のコンジャクション=自制心(土星)のある太陽)
 
また外側の惑星にマレフィック天体が多いことから、太陽や月などに影響が与えられる場合はインパクトのあることが多いです。
冥王星においては持続的に影響するというよりは、0,100のインパクトの強さを持って影響します。
 
 
 

白い魔法使いと黒い魔女

【白い魔法使いと黒い魔女】
 
実は母親がバックパッカーだったのもあり、幼少期はバリ島に通っていました。
子連れバックパッカーってやつですね。かれこれ15年くらい前から7~8年間バリ通いでした。
そんなこともあって、わたしは民族学とか民間神話とかいわれるものにとても興味があって、ちょくちょく作品のリサーチを兼ねた取材という名の旅に、ふらっと出てしまったりします。
ちょうど明日から奄美大島に出かけるので今日はバリ島の話でも書こうかなと思います。
 
バリ島は神々の島といわれる島で、バリヒンドゥーという独自の宗教を持つ島🌴。
お家にはかならずひとつずつお社があって、100箇所近くのお供え物置き場に一日三回お供えを供えます。お母さんや娘さん、おばあちゃんの主な仕事はお供え物づくりだったりします。
 
毎日どこかでお祭り(オダラン)があって、ガムランの音が聞こえます。眩しい日差しと色鮮やかな植物の色☘️。わたしの子どものころの光の色はバリの色彩が色濃いのです。満天の星空は南半球ではじめて見ました。田んぼの広がる景色の向こう側に、椰子の木のシルエットとカエルの鳴く声。空から降ってくるような、星たちのささやき。
 
わたしはウブドという、周辺の村人が殆ど半芸半X(半分芸術、半分何か)の生活をしているエリアにいました。わたしの滞在していたプリアタンという村は芸能の村で、踊り子とガムランの村。バリを代表する舞踊団が2つもあったり🌺。
昼は仕立て屋さんだったり、バイク屋さんだったり、農民だったりする人々が夜になると、金と白の衣装に正装してガムランの舞踊団オーケストラメンバーになるのです。村どうしでしょっちゅうガムランバトルのお祭りがあったりもしました。
 
芸術と生活がこんなにも近い場所は世界を探しても少ないのでしょう。
 
バリの宗教の基本的な考え方は聖獣バロンと魔女ランダの象徴に帰結するように感じられます。チャロナランという夜を通して行われるお祭りでは、聖と悪の象徴の二者が永遠とも言われる戦いを繰り広げます。
その間に人間たちは暮らしているという思想がそこにはあります。
 
「聖も悪の戦いは永遠に終わることはない」
「二つの要素があって世界はバランスを取り続ける」
昼と夜との繰り返しが終わらぬように。
 
そんなバリ島は呪術的な島でもあり、ホワイトマジックとかブラックマジックってことばが日常的に飛び交うのです。
 
それを専門職として職業にする人たちもいて、わたしは子どもの頃、お祭りでホワイトマジックを使うお坊さんには会ったことがあります。ホワイトマジックを使うお坊さんはバリアンとも呼ばれていて、お清めをしてくれたり薬草を処方してくれたりします。やさしそうなおじいさんでした。そして、ブラックマジックを解くお坊さんでもあるそうです。
 
ブラックマジックって何だ?ってなると思うでしょう。
なんか、子ども心に話を聞いてて、大人になったわたしが解釈すると、
「欲望」と「妬み嫉み」とかってやつだと思います。わたしが子どものころ、バリの人からよく聞いた話だと例えば、
「○○はブラックマジックの惚れ薬を盛られてだまされちゃったみたいだ」とか
「新しいバイクを買った○○はいきなり事故にあって、しかも病気になって、あれは絶対ブラックマジックかけたやつがいる」とかね。
 
それ自体の魔法の力みたいなのは、あるのか無いのか分からないけれども、そういった心や気持ちがあるのは間違いない。
そういう気持ちっていうのは、人の不幸と引き換えに自分の幸せを願うことなのかなって思うのです。
そういった心の振動をどんどん増幅させるのがブラックマジシャンの仕事なのでしょう。
偏った方向にどんどん、人を促していくこと。それは何かと引き換えに満足を得たとしても、
永遠の飢えの世界にいることと変わらない。
 
バリ人の人が言っていた。。
「ブラックマジックを使うと自分も最後は不幸になる」
そのことばが端的にすべてを現しているようにも思えます。
 
最近、精神科医でカウンセラーの高橋和巳著・『心を知る技術』という本を読んだのですが、彼の本を読んでいて感じたことは、カウンセリングは「心」という「見えない身体」を使った心をほぐすマッサージ(癒し)みたいなものなのかもれないなと。
 
彼は「心」を使った施術者として、「心の動かしかた」を本書では著しています。
 
心が固まってしまったクライアントに対して、彼は明鏡止水のごとく「鏡」になる。
それでも、やはり彼にも心があるから、彼自身の心が偏った方向に動くことがある(欲や苛立ちや怒りといったもの)
それを中庸の鏡の状態に戻すとき、その時の知恵が「心理学的な知識やノウハウ」つまり「知性」なのだと感じました。
 
だからこそ、何か人の心と向き合うときに、その根源の力は「妬み」「嫉み」「欲」ではいけないなと感じるのです。
ブラックマジックに然り、それは大きな力をもって人を動かせたとしても、それと引き換えに「永遠の飢え」と同居することになります。
 
わたしの心がたくさんの色んな国籍の、さまざまな種類の優しい大人たちと出会って「癒えて」いったときを思い出すと、癒してくれた方たちは、それぞれ「すてきな心のおと」を、「ことば」や「ただそこに居るだけいいよ」と、奏でていたように思えるのです。
そのゆらぎの世界にいるうちに、一緒にいるうちに、私の心も揺らいで癒えていきました。
 
「すてきな心のおと」とは
「許し」と「祝福のゆらぎ」そのものでした。
 
段々と年齢を少しずつ重ねるうちに、わたしが昔抱えていた同じような悩みを持っている女の子たちと出会うようになりました。
多かれ少なかれ人は問題を抱えているもんだとは思うのですが、彼女たちはとっても重い「魔女の呪い」みたいなものに悩まされていました。自分のことが羽のように軽い悩みだったなあと思えちゃうくらいに、深い沼のような「魔女の呪い」
 
「魔女の呪い」っていうのは心理学の交流分析の用語で、エリック・バーンが提唱した、子供の人生に破滅的な悪影響を与える禁止令(injunctions)のことを指します。また「グールディングの禁止令」という名前で、グールディング夫妻は「するな」という否定的なメッセージを12種類定めています。
 
1 <するな>
2 <存在するな>
3 <親しくなるな><近寄るな>
4 <重要であるな>
5 <子どもであるな>
6 <成長するな>
7 <成功するな>
8 <男(女)であるな>
9 <健康であるな、正気であるな>
10 <属するな>
11 <それについて考えるな>
12 <感じるな>
 
高橋先生の本でも書かれていた内容ですが、人同士が交流するとき、ひとは「子」「親」「同士」の役を自由に行き来します。
そのバランスが、うまく役になれないレベルにその偏りすぎた状態、それが「深刻な悩み」や「神経症」となって表面上に現れるそうです。
 
経験上、人と向き合うとき、特に「アドバイスする(親)」という立場になるとき、その根源の力が「欲」「妬み」「嫉み」であった場合。
 
魔女の呪いを使ってしまいやすくなるとわたしは考えます。
 
分かりやすく言えば
「自分(親役)は○○できなかったから、
●●(子役)が~~なのは許せない」
って心が根底にあるということ。
 
だからこそ、自分のコンプレックスはしっかり向き合って「癒える」必要があるのだと思うのです。
そして、その「魔女の呪い」という名のコンプレックスから開放されていくこと、つまり「癒されていくこと」で、
その人は「白い魔法」を使えるようになるのです。
 
白い魔法、
これは「許すこと」と「祝福」そのもの。
 
この魔法は使っている自分も癒えることのできる「白い魔法」なのです。
 
彼女たちと出会って、ほろっと自分からでてきたことば。そして、お互いの心がふるえて、彼女たちからこぼれた感情。彼女たちの「白い魔法」。
 
そんなゆらぎに自分の心の奥底が同時にとても癒されていることに気づきました。
 
「可愛くなったっていいんだよ。あなたが可愛いのわたしもうれしいよ」
「親御さんのこととっても大切に思ってるからこそ苦しかったんだね。大変だったけど、わたしはステキなことだと思うよ」
 
人との対話者としての出会いはお互いにふるえあうことに在ると思います。
 
お互いにしなやかに役まわりを自由に行き来して、だんだんと人は溶けていくのだなあと思うのです。
 
わたしたちは、白い魔法使いにも黒い魔女にもどちらでもなれます。
 
朝と夜が終わらないように。
 
どっちだけでもバランスが悪いですし、
その間にいるのが「人」という生き物なのでしょう。
 
 
 

グランドセクスタイルは厳しい。

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上記の写真は去年のわたしのホロスコープ
グランドセクスタイルという最強の吉角が形成されています。
 
これね
強すぎて堪ったもんじゃないんですよ、、
 
ホロスコープが読める方がご覧になったら「ぎょえ~!!」という星の組み方です。
円状に三角形が二つ重なった六亡星の形を惑星たちが作り出した状態。
「ミラクル吉角」だとか「すばらしい幸運」だという解釈が多いようですが、
「逃れられない強い運命に磔にされる」という解釈もあるそうです。
 
わたしは、まさに後者の状態でしたね。あはは。
 
吉角をなんと20個中9個の天体で作り出していて、冥王星ダブル(真打さそり座N冥王星さん)海王星ダブル(真打Tうお座さん)、お月さまダブル(真打Nかに座ちゃん)参加とまあメンタルに来そうな豪華メンバー✨で、
みんながみんなピリピリ緊張感をもっているような状態。
 
 
おまけに変化の星の天王星が太陽と金星にかかっていたり、木星の後ろに太陽と金星がいたりして正直もう、てんやわんや状態。
 
ぶっちゃけ、このとき私どんな状態だったかというと、
んまー恵まれてるっちゃ恵まれているけど、(職もあるし、食うのもその時は困らなかったし、、)
 
でもでもでも、その一方で気持ち的には全くハッピーでは無かった。って感じでした、、、orz
ハッピー度はむしろ今のほうが10倍くらい高いですね(汗)٩( ᐛ )و
 
 
状況としては、パスする自信がかなりあった博士試験に落ちたのち(まさに人生真っ逆さまと思いました)
切羽詰まってやったリクルート活動でポッとちいさなコンサルティング会社に就職がきまり働き出したものの、全く社風が合わない、どうがんばってもモチベーションがあがらない状況。
 
色々もうセクハラ?モラハラ?までいかないものの決定的な出来事があり、この会社辞めよう。って決意した時でした。
身体もおかしくなり始めていました。(このあと転職します。今の職場はとても安心して働いています✨)
 
環境がガラガラ変わっていく時期だったということもあり、3年付き合って、フランスで同棲までした彼氏とも(元彼)連絡をあまりとれなくなり、(夏に別れることになります。さらに追い討ちをかけるショッキングなことがありましたが、今思うと本当に辛かったけど、心が自由になって、強くなりましたね٩( ᐛ )و)
その一方で、夏の終わりに展示会のお話をいただいたりしたりしてました。
(気持ちがどん底の時、たくさんの絵描きの私を応援してくれるみなさまの暖かさが本当に救いになりました)
 
まだまだ書けない事も沢山ありましたが、まさに抗えない流れのなかに居たのは否めません。
 
今思うと、このときに起きていた事っていろんなことの伏線としては良いことへ向かっていたのでしょうけど、
その時点ではモヤモヤしていて、いっぱいいっぱいで、あんまり幸せじゃない。幸せどころじゃない。
心の狭さがどんどん自分を苦しめていくような感じでした。
 
良いことの流れっていうのはあながち今の自分の気持ちに対して都合どおりではないかもしれないと感じるのです、、
どうしても、そういうお星様ならびになりやすいところに生まれてしまったのもあるかもしれないんですけどね、、
(おかげさまで波乱万丈、年々たくましくなっているような、、お気楽になってるような、、とほほ)
 
わたしのグランドセクスタイルを分析すると、
 
破壊と再生の星冥王星さん、
精神性の海王星さん、
感情の月ちゃん
がネイタル(N:出生)とトランジット(T:現行)両方で参加、
 
さらに試練のN土星さん
(山羊座の真打:社会性の星)
 
が寄ってたかって徒党を組んでます。
そのうち支配性の惑星が三つもドンピシャ参加。水星や木星はなんとか緩和ケアといいますか。。。ね・・・
なんといいましょうか、、ね。
愛のある老齢な鬼教官」って感じです。
 
ちょっと理論的な話をいたしますと、
ホロスコープにおいて天体はベネフィック(優しい星)マレフィック(厳しい星)と分かれていて、
分析においてもマレフィックの天体が揃うと強い作用を与えたり、強烈な騒乱を起こします。
(※Benefic(有益な)Malefic(有害な)という直訳になりますが、その通りに一概に全てのことは解釈できないので、上記のように解釈しています。)
 
今回は間違いなく、心を強くさせるための強制特訓させるような配陣で構えておりました。
狭い視野を、未熟な精神性をめったんめったんにぶっ壊してくれる星たちの最強の布陣だったかもしれません。
ものすごい鮮烈な成長を与えてくれる星たちの布陣。
 
成長のための刺激。
それがマレフィックの天体(火星、土星海王星天王星冥王星)
そして、ものすごい成長を与えてくれる星たちの角度。もちろん厳しいです。
それが向かい合っていたり(オポジション:180度)、直角(スクエア:90度)といったハードアスペクトといわれるものなのでしょう。
 
ソフトアスペクトといわれる角度(トライン:120度やセクスタイル:60度)っていうのは星の全体性のなかでは調和ではありますが、
こういう経験をすると、いわゆる自分にとっての一般的な「運が良い」とか「都合よい」とかいうよりも、
時にはアメになってくれたり、変化を手助けしたり、ときには、だれる原因になったり。
何かしらの方向に向かって「優しく」作用してくれる角度や星なのかなあと感じますね。
ベネフィックの天体も然り(太陽、月、水星、金星、木星)。
 
もちろんベネフィックの天体、マレフィックの天体、アスペクト(角度)さらにはサイン(星座)と複合的に読んでいきますので、
分かりやすく吉凶で判断できるという、単純な作用という事はなかなかありません。
 
ゆえに、わたしは「何かあった」という人のお話と合わせながら、つまり分かりやすく現れたという現象をひも付けして分析しながらホロスコープを読むようにしています。
 
何かあったとき。
やっぱり凄まじい出来事だと、もうどうしようもなくなってしまう。
それは身体にぎゅーっと力が入ってしまった状態、、、。
 
そんなとき、たとえ危険な場所だとしても、
心のしなやかさを忘れないこと。
それだけで、その物語はキラキラしているものに向かっていくのでしょう。
 
余計な力が入ってしまうと、身体(心)が動かなくなって、どんどん不安と恐怖だけが増していくだけ。
底なし沼みたいにね。きっと居心地がいいんでしょう。
 
視野を広げるとき、それはとても勇気がいりますし、痛みを伴うかもしれません。
でもね...恐れてたら、そのあとの清々しい広い景色に出会えない。
 
たぶんお星様たちは厳しくても、
「見守っているよ」って応援してくれているのかなって。
 
私もまだまだ、しょっちゅう不安や怖いことだらけでヘッポコピー。
とはいえ、だからこそ、心の無駄な力を抜くお手伝いを通して自分がしなやかになっていくことを感じるのでしょう。
ホロスコープは心のマッサージの地図だと思っています。
 
ホロスコープを通して生きることをみつめること。
知識を自分のことばへ、血肉となる知恵へ深めるようにする。
それが占星術を研究していて一番楽しいところでもあります。
 
学術機関に属していたときよりも多岐に渡って勉強する分野が増えてきて泡を吹きながら、洋書と格闘したり、色んな本や出来事と戯れている日々です。
そのあたりが「人間とは何たるか」をひたすらに追求する表現(絵画)の世界と繋がって好きなところでもありますね。
 
 
すべては繋がっているんだなあと。☘️
 

 

 

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