【トランジットの捉え方と運気の読み方】トランスサタニアンのコンジャクション〜きゃりーぱみゅぱみゅ 天王星金星〜

トランジットの捉え方と運気の読み方。


トランジットは運気を読むために、、とセオリーがありますが本日はもうすこし加筆して、まるもえの捉え方や実際のセッションの活用の仕方のお話です。


運気は「良し悪し」ではない? 

トランジット読解とは現行やある時点の天体の配置のチャートとネイタルチャートの関係性を読む方法を指します。つまり、一般に言う”運気”ってやつなんですよね。
運気という捉え方自体の概念は「良い、悪い」と捉えられがちなのですが、これに対しては私は異を唱えたいのです。


西洋占星術では10個の様々な個性の象徴を持った天体の関係性を読む技法です。つまり、関係性が「行動」に対して「ポジティブ」に働きやすいか、「ネガティブ」に働きやすいかというようなお話で、「その天体自体が悪い」ということはないのですよね。


波乗りしに来ているのに

”波がなかったら"乗れません。

日向ぼっこしたいのに

”雨が降っていたら”濡れて辛いですよね。


西洋占星術師の仕事はクライアントの「行動」や「目的」に対して、「状況」つまり「天体の主従関係」がマッチしているかを読み取っていくお仕事なのです。
その意味で一般に言う「運気」という捉え方からはとりあえずフリーにならないと判断できないことが多いのです。

 

せっかく星読みをしたのにも関わらずクリアな気持ちに近づけず、ネガティブバイアスをお持ち帰りしてしまうのはとても残念なことですし、占星術を身に着けたり活用する醍醐味を失っているようなものなのですね。

(この読解法につきましては、細かいニュアンスが多々ありますので理解度にあわせて個人レッスンにて解説しています)


どのように主従関係を読み取っていくか

 

西洋占星術のエキスパートとしては、トランジットのトランスサタニアン(冥王星海王星天王星)と土星が内部惑星(太陽、月、水星、金星)とコンジャクション(重なる)部分の影響が長期的にも持続的にも自覚している事象として一番強く出やすく、この部分が無いか初めにチャートを見たときにまずチェックしますね。

 

トランジットのトランスサタニアンと土星が与えている内惑星に対するテンションは実際の対話で非常に重要な認識になりますし、ぜひチャートを読むにあたってこの点を意識していただきたいものです。

もちろん他の天体のバランスや流れを読み解けないと、的確な判断は難しいのですが、星の主従関係のバランスにのっとって3ヶ月~6ヶ月程度のアクションプランを考えていく作業をご一緒にしていくことが、わたしの殆どのお仕事だだりするのです。星のバランスをお伝えするだけで結構明るい表情になる方が多いですね。「いろいろなことが腑に落ちた」とみなさん口をそろえてお話するされていたりします。笑。

ちょっとでも遠くの景色が見えるだけで、気分が変わるものなのでしょうね。やはり現実とマッチした形で星のバランスにあわせて暮らしているのだなという認識があるかないかで、色々な物事の捉え方が変わるのでしょう。


トランスサタニアンのコンジャクションを活かせ! 

最近も自分も含め、内部天体にトランスサタニアンのコンジャクションの人に何人も会うことが多いのでこのお話を書こうかと🍀


トランスサタニアン(海王星天王星冥王星)天体は運行が遅い天体です。つまり影響期間が長いのです。天王星(2~3年)海王星(4~5年)冥王星(6~7年)と。

コアに影響するのはこの8割くらいの期間なのですが、コンジャクション自体はその天体の持っている性質がほかのアスペクトと違って、テンション(緊張関係)を組むというよりも直に影響するので、自分のあり方次第でどうにも転ぶのです。

 

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これはきゃりーぱみゅぱみゅのチャートになるのですが、2009年~2011年にかけて天王星うお座にある金星とのコンジャクションがかかっていることが読み取れます。

 

きゃりーぱみゅぱみゅは2009年に原宿で撮影したストリートスナップで『KERA』に初登場し、読者モデルとしての活動を開始。2010年にHIGHSCHOOLSINGER.JPに応募して歌手活動を開始し、きゃりー名義で「ミラクルオレンジ」を、きゃりーぱみゅぱみゅ名義で「ラブベリー」を発表。2011年には、中田ヤスタカにスカウトされ、増田セバスチャンと中田ヤスタカの全面的な制作支援を受けながら、2011年7月20日にシングル「PONPONPON」でメジャーデビューを果たし、2011年8月17日にミニアルバム「もしもし原宿」を発表します。以後も歌手として「つけまつける」「ファッションモンスター」「にんじゃりばんばん」など幾多のヒット作を発表。と、

 

彼女のうお座的な感性が多くの出会いや機会の中とともに、環境がまさに天王星の象徴である”変化”として現れていることが読み取れます。

このようにしてトランジットコンジャクションの局面は人生において活かす方向がヒットすれば非常に有効なチャンスなのです。

 

 

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という私ですが、7室(パートナー、対人)に私は太陽金星水星がありますが、現在おひつじ座の天王星が現在がっつり乗っかっておりまして、その影響を受けだしたあたりから人間関係が本当にてんやわんやです。おひつじ座らしいスピード感のある天王星。定着という概念が通じなくなってきていますね。大体影響するのは天王星は3年~4年。ブログをはじめて本格的に表立って活動し始めたのは去年あたりです。このお仕事もそうですが、プライベートもパブリックもわんこそば形式で、色々な人に向き合って”汝、人を知れ”かつ”大変化”状態でした。

 

実は変な話ですが、プライベートではまったく恋愛関係がまったく定着しない(笑)。プロとはいえこのことを分かっていても、受け入れるまで1.5年かかりました(汗)。

冥王星土星コンジャクション(オポジション月)から、うお座海王星のカイトと大目玉な長期イベントが重なりつつ、これからは冥王星太陽スクエアと合わせてという大波乱の運行なので、波が大きすぎて余裕がなかったというのが正直なところですが。

 

最近やっと納得して、仕事に専念しようときめました。笑。今パートナーをつくろうと思っても自分が望んでいる「長期的な感覚」みたいなのは絶対保てないでしょうし、仕事の幅が広がる方向でどんどん興味の向くままに「スピード感を持って楽しいことに飛びついて、この天王星の流れに応援してもらおう^^」と。あはは。
そして、また今年から新しく学び始めていることがあったりしておりまして、それに出会うための複線として天王星は大活躍、つまり人間関係がガラガラ変わっていったのかなと感じています。


実はこのあとは7室水星に天王星が乗ってきますから、この変化し続けていた環境をアイディアにして落とし込んでいくタームですね。まさに7室らしく動こうと思ってます。

 


そんなわけで、トランジットのトランスサタニアン、コンジャクションは活かさないともったいない!

そしてコンジャクションだけではなく、占星術の醍醐味である天体同士の主従関係を読むことを是非活かしていただきたいものです。


明日は旧暦のお正月ですね。今年も宜しくお願い申し上げます。(ごあいさつ遅れました、、汗)

本日はこのあたりで!

 

 

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