まるもえのお誕生日48星座 3/16〜3/21 うお座
Happy birthday!🎀
Joyeux Anniversaire!🌟
3/16〜3/21生まれのみなさまお誕生日おめでとうございます。
毎週水曜日はまるもえより
お誕生日の方の太陽星座から2017年のプチメッセージをお届けします。
【3/15~3/21生まれの方の2017年メッセージ】
【宇宙を泳ぐうお座26°~30°】
宇宙を泳ぐうお座のみなさま。
四柱推命などでも似たような考え方をするのですがこの一回りの考え方は、誕生から生まれ変わりまでの精神性の流れを12種類のサイン(場所)ごとに表現します。
太陽星座は一年で一周。うお座の最後の最後、それは、生まれ変わりの手前。この生まれの方はどこか宇宙を泳いでいるような、マスターヨーダ的性質があります。
そんな3/15~3/21生まれの方の2017年は、テーマが太陽が土星のスクエアの影響下ど真ん中に入るため、「忍耐の年」となります。
土星は「試練や責任」を象徴する星で30年で一周します。この星がハードアスペクトを組むとき、特にスクエアを組む場合は社会的責任が発生したりすることで、本来持っている性質を抑えられたり、発揮できないような忍耐を強いられることが多くなります。
今週のお誕生日のみなさまはそのど真ん中。「抑える」「忍耐する」という感覚を学ぶことが後々の自分の価値につながるヒントになるでしょう。
他の星組みによってその忍耐の大きさや性質は変ってきますが、ここで「何を受け止めていくか」ということが、とても大切なことなのです。この影響は2017年末あたりまで影響します。
そんな時こそ、
ふっと、立ち止まってみて自分のことを見つめなおす。
そんな時間にとっても良い年でもありますね。
みなさまにとって、ステキな一年になりますように。
まるもえ
本格的なホロスコープ(西洋占星術)はこのほかあわせて10天体を使った、オーダーメイドの占星術となり、少なく見積もっても12星座^10天体で6191764224通り=61億通りから解釈するため、精度が高くなる分、読み手の力量が直にでる占星術です。
一般的な12星座占いはこのうち太陽だけを使用した=太陽星座占いで、ざっくり占いなのです。毎週【まるもえのお誕生日48星占い】はこの占いを細分化して48星座占いにしたものです。
まるもえの個人鑑定はこちらから
「利益のための4つの行動パターン」 ~あなたはどのリスクを取れますか?その1~
「利益のための4つの行動パターン」
~あなたはどのリスクを取れますか?その1~
【だまされちゃいやすい星回り】
人には、向き不向きがあります。
運が悪かったから○○だった。
それで済まされるものもありますが、大抵のそういったことは自分の能力を無視して「向いていないのに、欲を張るから痛い目にあう」ということが殆どなのです。欲望と向き合うとき人はリスクを考えて、その欲を天秤にかけます。
そんなリスクとの向き合い方が社会生活では大いに重要になるのです。
リスク型思考という言葉があります。
一般にリスクを優先して行動を制限しがちな子どもをリスク型思考と言い、プロフィット(利益)を優先して行動する子どもを希望型思考というそうです。リスク型思考のデメリットは、子どもの成長過程では、その節は否めませんが、成人したのちと考えると、社会生活においてリスクとの向き合い方は非常に重要な要素に変ります。
実は、リスク型、希望型思考は4つのパターンに分けることが出来ます。
【利益のための4つの行動パターン】
- リスク優位こつこつ型
- リスク優位あきらめ型
- 希望優位うけおい型
- 希望優位ほったらかし型
これはリスクについての4思考パターンを表した図です。
①と③は行動としてポジティブに、
②と④はネガティブに出やすい思考と言えます。
言い換えると、
①③の思考性はリスク優位、希望優位と状況は変りますが、最終的に「自身の利益に向かって行動する思考性」。
②④の思考性は同様に優位の状況は変りますが、最終的に「利益に向かって行動できない思考性」。
この行動パターンは斜めに対面する方向に向かって行動するようにすると改善すると考えることができ、私はホロスコープを読むことによって、どの方向性に力を持っていくかのバランスを読み解きます。ホロスコープではその傾向を読むことも可能なのです。(ほぼ誰も日本ではやってませんけどね。)
この4つの思考性について数回に渡って、ホロスコープ関連の記事を書こうと思います。
最初の1回目は④希望型ほったらか思考≒だまされやすい星周りについてです。
実はデータを収集していて、特に実害を起しやすいのが④希望型ほったらか思考の思考性で、
これは実は、「楽しようとして行動しない」という考え方。
「投資で失敗した」とか「情報商材に多くの資金を使ってしまった」etc..
つまり、明らかに致命的なリスクになる部分を「防火線なし」か「施策なし」で、無視してとってしまう思考性としてよく現れてしまうのです。
なんで、一番最初に書いたかって言いますとね、つまりね「人に騙されやすい」んですよ。こういう方。そう言ったものに手を出してはいけませんのよ。
遊び程度ならいいんですけど、それで終わらないことが多いんですよね、、この性質の方、、。
(ちなみに、この星回りが来たときも要注意なんですね。どうしてもツメが甘くなってしまって痛い思いをするのです。)
本日はそんな要注意な星周りトップ3
ご自身の生まれて持った星。ネイタルチャートにおいてご紹介したいと思います。
第3位 海王星×火星のスクエア
これお持ちの方は感情がものすごく激しく揺れやすい方。「興奮しやすい」のですね。特に若いときは感情面の不安定さ由来の問題に結構出くわしやすい。そこで忍耐することや自制することを覚えないと、、、って感じです。
同じような性質で水星火星のスクエアというのもあるのですが、これは、単純にせっかちなだけです。
潜在意識の金星である海王星は自覚してコントロールしにくい性質でもあります。但し、ほかの星の組み方でこの性質は副次的に働いていい方向にでる場合ももちろんあります。
第2位 土星×木星のハードアスペクト
お財布のヒモゆるい星です。自制が利きにくいとも読む星。プラスに働けば「とても気前がよい人」として思われる方ですね。結構、稼ぎの良い方でも多くお見受けする星でもあります。出した分入ってくるんでしょうね。
但し他のバランス次第では投資などには向きません。このタイプの方かなり色々な面でルーズな部分をもつので、、。
ちゃんと考えるべきところはルーズになっちゃいけませんよ。もしくは、考えなくても良いようにうまく工夫して自分の性質を活かす必要があるでしょうね。
第1位 海王星×木星のハードアスペクト
これはね、もし、現在の職業がその手のものが専業ではなかったとしたら、本当に投資とか不労所得などは基本ね、「絶対」考えちゃいけないアスペクトです。努力や勉強なしに稼げるといった幻想を抱きやすいのです。それなりのお時間を生きてらっしゃる方でしたら、もう既に1回はその手のことで痛い思いしているのではないでしょうか?とくに他人からのススメなどで手を出そうと思ったら要注意。欲を物質に変える方向へ向かったとき「現実性のない所に過度に期待しやすい」のがこの星の方の特徴なんです。この方は本当に「お人よし」。また、この星組みは物質世界でない職業の方も多いんですね。見えない世界や感覚を糧に変えて生きることができる才能のある方ともいえるのでしょう。例えば、江原啓之さんとかね。あと、仲人になるのがとても得意って方もおりましたね。縁結び屋さんってやつでしょうかね。なかなかコントロールの難しい星組みなのですね。
これらの星組みをもっていても、その性質の働かせ方を変えて上手く生かせばそれが仇になることは少なくなります。
むしろ痛い思いをするのは、その性質が本来ある活かし方に向かって強烈な力を働かせているときに現れることが多いのです。もちろんその性質はチャームポイントや特技として働く可能性も大いにありますね。
わたしは、そうやって克服された状態を「鍛えられた星」と呼んでいます。
また、現行の星回りでこのような星組みを作っているときも注意が必要です。
どうしても、そういう思考性になりやすい状態になっていますし、特に星が鍛えられていないときはものすごい手痛いダメージを受けやすい状態でもあるのです。
どんなに正しい方向がそちらだと分かっていてもダメな方向に向きやすいってことはあります。
私はホロスコープのセッションにおいて、そのような性質に対して俯瞰的にご一緒に見つめ直す事によって生きるお手伝いをできればと考えております。人それぞれの幸せのあり方を共に考えること。
自然の流れにそった生き方を共に考えること、それが占星術師のお仕事でもありますね。
西洋占星術はこのほか合わせて10個の天体の組み合わせによって総合的に判断するオーダーメイドの占星術です。ひとつの星並びを持っていたからといってこれが全てではないのです。
ぜひご興味のある方はセッションを受けてみてくださいね☘️
次回は「利益のための4つの行動パターン」の第二回「リスク優位こつこつ」型のホロスコープについての書きます。
本日はこのあたりで~
【恋は不平等条約、愛は友好条約】ホロスコープの結婚・恋愛相性のおはなし
【恋は不平等条約、愛は友好条約】
やっぱり、恋は不平等条約だからこその楽しみと、その性質の良し悪しなのかなぁとセッションを通して感じることが多いです。
そしてその性質をいかに友好条約に変えるかが夫婦のミソなのかもしれない。
そもそも、恋愛において最初から平等になることというのは殆どないのです。
条約は鎖でもあって、絆でもある。
相性を鑑定しているとその条約の主従関係というモノが、がっつりチャートに出てくるので、ご夫婦については友好条約関係をそこはかとなーくお聞きしたりします。
話を聞いていると、もう他人のわたしから見ると、不平等を突きつけられている方は理不尽でしょうし不憫でしょうがない二人ってのもいるのです。でも幸せそうだったり。
その主従関係が「心地よいかどうか」それが結果的に二人の相性となるのでしょう。
ちょうど、先日訪問でセッションしたご夫婦のホロスコープです。
(まるもえが仲良くさせていただいているご家族でセッション相手は奥様でした。)
外側がだんな様になるのですが、もうね私、笑いましたよ。
「旦那さま、、この星の組み合わせ不憫すぎ…笑」
まずね、あらかじめお話しますけど、お二人はなんだかんだでとっても仲良し夫婦です。どういうことかといいますと、この二人。
言語のコミュニケーションが尋常じゃないくらい取りにくい相性
なんですよ。話さないというよりも、「話せば話すほど混乱を招く相性」笑
木星水星オポジションは「話しすぎて墓穴を掘る」、水星金星も同様。
さらに奥様の土星海王星は旦那様の水星(コミュニケーション)方向に倫理をブチ破りながら、情報過多で混乱を与えます。
このご夫婦ね、奥様がポリアモリーという新しい思想を実行されている方なのです。
ポリアモリー:「ポリアモリー(polyamory)」とは、ギリシア語の「複数」(poly)とラテン語の「愛」(amor)に由来する、アメリカで造られた造語。つきあう相手、親密な関係を同時期に、一人だけに限定せず、全ての関係者が全ての状況を知る選択が可能であり、全員がすべての関係に合意している、という考え方に基づく行為、ライフスタイル、または恋愛関係のことを指すそうです。
奥様にはすてきな彼女さんがいらっしゃいます。ポリアモリー自体が新しい恋愛の形として日本でも認知されはじめていますが、まだまだ日本の倫理観からすると異端な考え方であるのも事実ですね。
ここのご夫婦におかれましては、旦那さんの合意のもとポリアモリーの関係が成立しています。まさに「倫理がブチ破られた」状態です。
土星水星のオポジションは浮気されやすいと取られますし、わたしもお師匠さんにそう習いましたけど時代が変っていけば捉え方もかわっていくようですね。
普通の夫婦でしたら、もうここである意味ゲームセットな気もするのですが、この夫婦のバランス感覚は他の星で人知を超えたレベルで保たれているようなのです。
奥様も相当なレベルでテンションをかけているのですが、旦那様の持っている土星冥王星(我慢強さ、この方MC(社会の顔)にかかっているので相当まじめさん)が奥様の火星にスクエアしてテンションをかけます。この場合、火星土星は我慢、冥王星は戦士のアスペクトといってこのアスペクトが二者で組まれた場合はプロレスタッグみたいな関係になります。社会性においての責任と戦い(子育てや仕事)という強烈なテンションがかかります。奥様は結婚後から自身でサロンを経営されてる仕事人です。
旦那さんも奥さまも受け入れたのですね。お互いの条理という名の不条理を。
だけどね、どちらかと言うと、ただでさえソフトアスペクト系の生真面目な旦那様の性質にここまでテンションかけてくる女性もいないでしょうし、実は完全に旦那さまが不憫くんって感じですね。もう旦那さんこれだと逃げれないだろうし。笑
あれあれあれあれ。もう、この二人ストレスやばいんじゃないのって思うんですけどね。よくよく話を聞いてみたら、このテンションが二人の仲には大切みたいなんです。
ここからウフフな話ですよ。
最高なんですよ。
二人のカラダの相性が。
金星と火星が完全なコンジャクション。かかりまくるテンションを「ココ」が完全に昇華しちゃうんです。
人間って特に男性はストレスが溜まれば溜まるほど、したくなるらしいんですね。生存本能と種の保存欲求ってやつで。うふふ。
実際、上記の内容を聞いてみたら、
「旦那と(単身赴任先で)会う前にLINEでものすごい喧嘩をしていて、「もう向こうで全ての話しつけよう」って緊迫した状態になったんだけど、結局あったらずっとホテル直行してそのまんま。笑。いつもそうなんだけど、全部なかったことになるのよ。」
「夫以外の人としたいって全く思わないよね。」
「うん。カラダの相性は最高なんだよね。もともと夫と出会ったときは、まったく言ってることが理解できなくて、彼の絵を見たときに「この人のこともっとしりたい」って思ったの」
(実は、お二人は芸大油画出身で、奥さまはまるもえと同期なのです。)
絵っ、実は言語外言語なのですよね。わたしと奥さまと話していて「絵も肉体言語」なんじゃないかってこの後話しておりました。
ふたりは言語だとうまくコミュニケーションできないように思えるけど、肉体言語を使ったコミュニケーションは最高だから、話し合いは、お互いを大切に想う気持ちをカラダで補い合いながらすればいいってなっていく。
わたしも前のフィアンセが作曲家だったのですが、彼の作品の美術演出をやっていて制作してたときは全く恋心などなかったのにもかかわらず、本番の演奏で関わったあと急に恋に落ちちゃったとか経験があります(元フィアンセとは金星火星トライン)。音楽も肉体言語なんでしょうね。
ちなみにこの夫婦ね、旦那様の月(感情、内面)のうしろには、奥様の太陽(本質)と木星(発展)がコンジャクションしているのね。これは夫婦の相性だとかなりの吉相です。気持ちがふくらむって考えられる。安心する相手ってことなんですよね。
お二人とも子育ても仕事もものすごいがんばっていてご活躍されている二人で、コミュニケーションの取り方はいびつですけどステキな二人。
恋の関係だったら不平等条約ですけど、
愛の関係に変わるとそれは、助け合うための友好条約に変っていく。
それが相性を見定める上で大切なことなのだなあと、二人を見ていて感じました。
恋愛・結婚関係を考えるときには
を見て判断していきます。
ちなみにね、セックスレスになるけど仲良し夫婦もいるし、この二人みたいにカラダで解決できる夫婦もいます。
どんな幸せの友好条約を結んでいくか。
それが大切なことなのでしょうね。
本日はこのあたりで~
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まるもえのお誕生日48星座 3/8〜3/15 太陽 うお座
Happy birthday!🎀
Joyeux Anniversaire!✨
3/8~3/15生まれのみなさまお誕生日おめでとうございます。
これから毎週水曜日はまるもえより
お誕生日の方の太陽星座から2017年のプチメッセージをお届けします。
【3/8~3/15生まれの方の2017年メッセージ】
🌟悟りのまったりさんのうお座18°~25°🌟
悟りのまったりさんのうお座。
普段はちょっとふしぎさんで、のんびり、ほんわかな印象をもたれる性質があります。
そんな3/8~3/15生まれの方の2017年は、テーマが太陽冥王星のセキスタイルの影響下に入るため「社会での自分のポジション」になりはじめる年。
なにかの目標に向かってエネルギーを使い出したり、そんな目標を立てて前に進み始めるような年となりますね。
そしてその方向が社会的な部分に向きやすい傾向があります。
とくに昨年あたりが土星の影響で自分の本質を抑えるような、「我慢や葛藤の年」になりやすい年だったこともあり、
そんな抑制から学んだことを活かして「自分らしさ」を社会に投影し始める年なのです。
(まだ若干影響が残っている部分もあります。)
目上の方から評価を得やすくなるという傾向もありますので、今までの経験を活かして、ぜひとも前に進んでくださいね!🌟✨
みなさまにとって、
ステキな一年になりますように。
まるもえ✨
本格的なホロスコープ(西洋占星術)はこのほかあわせて10天体を使った、オーダーメイドの占星術となり、少なく見積もっても12星座^10天体で6191764224通り=61億通りから解釈するため、精度が高くなる分、読み手の力量が直にでる占星術です。
一般的な12星座占いはこのうち太陽だけを使用した=太陽星座占いで、ざっくり占いなのです。
毎週【まるもえのお誕生日48星占い】はこの占いを細分化して48星座占いにしたものです。
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ケルトを巡る旅を読む。ワイズウーマンと日本の占い師。無意識と意識の世界について。
【河合隼雄先生の「ケルトを巡る旅-神話と伝説の地 」を読む】
この本は、キリスト教以前のヨーロッパに存在したケルト文化について心理学者・河合隼雄先生がインタビューを通して取材した内容をまとめたものになります。
ケルト人は文字を持たず、歴史を書き記すこともなかったそうです。しかしアイルランドやイギリスの文化には、その影響が今なお色濃く残っていて、そんな妖精伝説や昔話が息づくケルトの地についてのお話。
本著の内容はキャンベルの「神話の力」に通じるものがあり、人間のもつ普遍的、根源的な物語について示唆するものであるのですが、その中でもアイルランドに住む魔女に対するインタビューの記事が印象的でしたね。
魔女はタロットカードを使って、人々の相談にのります。河合先生曰くそのワークはタロットをきっかけとしているだけで、自身がやっている心理療法師としての方法と非常に近いといいます。彼女たちには「魔女の組合」があって、定期的な専門カウンセリングが必要なクライアントには専門機関を紹介するとのことでした。魔女は自身のことを一般医(practitioner)とも言っています。このあたりが日本の占い師と違うところで、西洋的な思考だなと感じますし、わたしにとって好感をもつ所でもあります。
日本にとっての「占い師」は「神仏」に近い存在として、「畏れ」られている部分もあることは否めません。しかしながらその実情を覗いてみると、彼らのしているワーク(施術)はアイルランドの魔女たちと相違ありません。これは甘えの部分といえるかもしれないのですが、その「畏れ」の部分を都合よく利用してしまっている部分も否めない所もあります。
一般医(practitioner)としての専門の定義づけが曖昧であるからゆえなのでしょうけれどもね。
河合先生は彼女たちのようなワイズウーマンの存在を「補自然科学」的な存在としてと取り上げています。「自然科学」で再現性をもって証明できることは限度がある、だからこそ、その外に広がっている世界を補うものが必要となることを著しておりました。
また合理性を追求したヨーロッパ社会の中で、ドルイドといった古来からの自然信仰を知的階級が中心となって復活させようという動きの紹介もされています。社会の成熟について、社会的自己実現と精神世界の密接な関わりを匂わせますね。
ワイズウーマンの役割は主に二つあると考えられます。
①一般医(practitioner)としてのカウンセラー、コンサルタントとしての役割
②意識と無意識のナビゲーターとしての役割
余談ですが、最近「私は絵描きです」というよりも「西洋占星術師です」というほうが、キャリアは絵描きとしてのほうが断然あるにも関わらず、はるかにファーストインプレッションを強く持ってもらえるのです。なんででしょうかね。
ふたつの領域で、共通してわたしがすることは、「意識と無意識の横断とつなぎ合わせ」であったりします。
芸術が人の心に何か与える影響と、このような補自然科学的な世界のアプローチは非常に近しい側面を持ち合わせています。河合先生も同じようなことを本著でのべていました。
そして「無意識の世界よりに生きる人」は、なぜか「意識の世界」を否定する傾向がある。大体そこには「意識の世界への不満」が眠っているのです。
その逆もしかりで、「意識の世界よりにいる人」は「無意識の世界」を否定する傾向がある。
だからバランスが悪い。結局はバランスをとれないでいるがゆえの弊害はあると私は感じています。
そして、そこには成熟があまり見込めない気がするのです。
意識の世界から無意識の世界に入っていくには、装置が必要になります。
今流行りのマインドフルネスなどかありますけれども、実はこの島に住む人はそんなことしなくてもわりかしカンタンにその世界に入っていくことができるように出来ていると私は感じています。
そして自身が携わっている絵画というものはその無意識にはいる道具のようなものだと思っています。
絵を描くことに携わっていたおかげもあって、意識の深いところまで潜って上がってくる作業を何度も繰り返し行っていると、段々とその意識、無意識を【自由に渡る「思考」や「感覚」みたいなもの】が出来てくるのです。
人間の身体はその横断をし続けていないとどこかで壊れてしまうことも、制作を通して理解するようになりました。
そうやって絵の具のように人を観察していくと、セッションを通した中では、この国ではどうやら、
スピリチャルと言われるものを好む人ほど「意識にがんじがらめ」になって生きている人が多くいることに気づきますし、その世界ですら、意識的なイメージ戦略の上にあることに気づきます。
また、かなりコアに世俗的な社会という意識の世界に生きている人ほど「無意識の海」に飛び込むのが上手な人もいたりして、出会うととても楽しい経験ができたりすることもあります。
最近はナビゲーターになって動くことの方が多いのですが、昨晩は複数人の若い男の子たちと対話をしていて、森の妖精のような男の子に召還されたからでしょうか。笑、。なぜか自分の方がどっぷり無意識の世界に入ってた気がしています。対話の世界にはそんな楽しみもあったりするのです。
いずれにせよ、人間にとって分かっていることの方が少ないのは事実で、その内面に広がっている世界を探検することは、外面の世界をまっとうすることのストレッチなのでしょう。
そして、人は場所を移動すること、つまり環境を変えることで、無意識の世界に入りこむこともできます。
生きていた社会からかけ離れた存在(非日常)に自己を持っていくことの効能。これは自分が旅をしていて昔から感じていたことでもあります。
今、研究しているホロスコープの技法でアストロカートグラフィというものがあります。
カンタンに言うと、その生まれ育った土地に持っている星回りを、(海外)移動することによって働かせ方を変えるというもの。
サンプルを集めていく中で、外面に働いている星を移動することにとって、内面にその星をスケールさせてる人も少なくはないのです。内面のスケールと、外面のスケール双方を通して人の充実や成長があるのではないかなと感じるところがあります。
内なる世界 と 外なる世界
意識の世界 と 無意識の世界
毎日のように、キャンバスもしくはホロスコープを通して他者と向き合っていてその奥深さと広さに圧巻されるばかりです。
なんか最近はそんな意識的な思考ばかりしている気もしてきたので、
やっぱり、自分の無意識の海にざぶんと飛び込まないとなあと思う今日この頃です。
本日はこのあたりで。
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まるもえのお誕生日メッセージ星占い 3/1〜3/7 太陽うお座
なぜホロスコープでは月は「内面、感情」を表すのか。
本日は新月ですね。
ホロスコープでも地球から一番近い天体の月はかなり重要なポジションでメンバー入りしています。
月は感情であったり内面を表す天体で、太陽と月の角度である程度の性格を判断することができますね。
本日はそんな月がなぜ「感情や内面」を表す天体になったかというのをちょっと考えてみるおはなしです。
地球上の生命に大きな影響を与える月。古代人にとっても一番身近な天体であったのでしょう。
先日、奄美で舟釣りをしていたときに釣りキチのお兄さんに、
「お魚は潮が満ちるときお腹がすくみたいなんだよねー」
と教えてもらいました。
(釣りの成果は、大潮の日に釣りでしたが、あいにく引き潮に向かっている時だったのもありボウズ。(とはいえお舟の上で大きな潮の流れを感じれてうれしかったです。))
大潮は新月や満月の日前後でもあります。
満月の日にサンゴが産卵していたり、カエルが産卵していたり、生命がアグレッシブに躍動するとき。
月の重力の影響で潮の満ち引きは起こります。その影響は生命の生理的な部分に 働きかけるのです。
CNNでこんな記事を見つけました。
満月の夜は眠りの質が落ちる傾向にあり、睡眠時間は新月の夜に比べると平均20分短くなる――。スイスの研究チームがこのほど、そんな実験結果を細胞生物学会誌に発表した。
バーゼル大学附属精神科病院のクリスチャン・カヨチェン氏によると、スイスでは就寝中に月を感じる、あるいは満月のせいでよく眠れないと訴える人が約40%に上るという。
そこで研究チームは、20~74歳の健康な被験者33人に研究施設に3日半滞在してもらい、窓のない部屋で寝てもらう実験を行った。部屋の温度や湿度は厳密に管理した。
その結果、部屋から月は見えなかったにもかかわらず、満月の夜は睡眠時間が平均して20分短くなった。眠りに落ちるまでにかかる時間は新月の夜に比べて約5分長くなり、深い眠りに落ちている時間は平均で30%減った。
さらに、眠気を司るホルモンのメラトニンの分泌量を調べた結果、満月が近づくにつれ、メラトニンの分泌量が減ることが分かった。
カヨチェン氏は「人の睡眠およびメラトニンの分泌量は、満月までの日数に大きな影響を受けることが分かった」と解説する。満月が睡眠に干渉する理由は不明だが、脳内時計が何らかの形で月と同調しているのではないかと推測している。
人間の睡眠と月齢の関係についての研究についての記事です。
満月の日と新月の日で睡眠時間が20分変わるという実験結果が出たそうです。
まだ、なにゆえに満月の日に睡眠時間が少なくなるかは解明されてませんが、どうやら人間も月の影響を確実に受けているようですね。
実はわたしも、満月の手前の月齢14歳くらい月がとっても苦手で、浴びすぎると寝つきが悪くなります。青白くてギラギラしていて眩しすぎる月に神経が逆立ったような感覚になるのです。(オオカミ男みたいですね。)
パリに住んでいた時は、エレベーターなしの8階に住んでいて東西に窓があって、パリが緯度が高いのもあり(サハリンくらい)夏至の頃なんて月が真横に夜通し進むので本当に眩しすぎて寝不足になってたりしてました、、
その時のパートナーに「満月前の月が眩しすぎてねれない、、」と言っても理解してもらえず。なので、この記事を読んだ時に私だけじゃなかったんだぁと安心しましたね。
月齢15.5歳くらいを過ぎると金色の月に変わって、逆に安心して観れるんですけどね、、
月の色も月齢によって変わるんですよ。ぜひ観察してみてください。
生理的な影響をもたらすということ。
心は、感情という機能を持つ身体の一部です。
月は、そんな心という身体への働きの強さから「内面と感情」の天体として定められたのでしょう。
古代人はもちろんこのような実験などしていませんが、元々西洋占星術は、自然科学の分野の一部で、天体が人間や国家に与える作用を研究するものでした。
そんな摂理に古代人が気づいていたと思うと夢が広がるものです。
また月のホロスコープ解釈法の解説を書く際にはそんな月についての考え方を書きたいと思います。
本日はこのあたりで。